サカモのジェフスレ、そして誰もいなくなった…。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…
(あ、macy君、こっちに書いても意味ないかもしれないけど、やっと始めたよ。君は僕にトラウマを植え付ける気なんだね~)
僕のせい…ですよね。さっき行ってきました。
しょっぱなからこんな事を書いてますが。今回は音楽ユニットのブログらしい話題を。
(ま、書いてるのはもう僕だけですけど…)
一応、「聴いて下さいよ~」とか言ってるのにこんな事を書くのも何ですが。
実は前のアルバム『Sketch』の時の僕って、3年振りくらいの大スランプ真っ只中だったのですね。
ギターは大して毎回変わらないからいいとしても、力を入れてる要素である曲のアイデアが浮かばない。
まぁこれに関しては時間的な問題も多分にありましたし、最近かなり復調してるんで次回作は乞うご期待ってな具合なのですが。
そして何より、声が出ないのです。声域が凄く限られている上に、息が続かない。
別にヴォーカリストたらんとしているわけではなく(上手くないですから)、自己責任で自分の曲は自分で歌うというルールの下に音楽活動をしているだけなのですけれど。
それでも声が出なくなるというのはその大前提がままならないという事だし、そもそもやれることに制約が出てきてしまうのは、作品作りを最優先する僕らとしては非常にまずいわけです。
でも、最近歌ってて気付いたんですけど。
僕の喉は、どうも入念なウォーミング・アップが必要なようなのです。ピッチャーが肩を作るのと一緒。
毎回、録りの時は時間が限られてる中でやっているものですから、いつもいつも「もうすぐにやっちゃってスーさん!」という感じで、それはそれはもういきなりな上にバタバタとやっていたものです。
これは去年末のライブの時も同じでした。何しろ、生命線である曲のデータを忘れてしまったりと色々ありましたからね…それに返しも全然来ないし、歌のレベルも低いし。こうなると、もうガナって歌うしかない。取りあえず、モニターがしっかり生きてる所でやりたいな、ってのが一番感じた事でした。
まぁ、本当に実力がある人はこんな事気にも留めないでしょうし、声だっていきなり全開で出るんでしょうけど、まぁ与えられたものが足りない場合は努力と工夫でカバーするしかないって事ですよ。
ただビートルズって、PAシステムとモニターがない時代に、自分達の歌どころか演奏も聞こえない状況でやってたんですよねぇ、ツアーを。しかも巨大ホール(スタジアムも含む)続きの上に、ビートルマニアの狂乱の歓声(“ジェット・ストリーム”と言われた轟音)も加わる悪条件の窮み。下手くそだなんて誰が言えるでしょうか。少なくとも僕は口が裂けてもいえません。
あと安田謙一氏の言葉をお借りしますが、ビートルズは“上手い”と言うより“旨い”演奏集団だと思っています。
閑話休題。ともかく、上記の事がわかっただけでもホッとしたのです。正直、前回の自分の歌の酷さがショックで、もうこれで終わりなのかな…と密かに打ちのめされていたものですから。
あとは、曲を音域に合わせて作ると言う、まぁシンガー・ソングライターとしては基本中の基本のこと。
なまじ高い音が得意だからと、もう無茶苦茶な曲を作っていたのですね。もうこれは完全に歌物のソングライターとしては失格なんですけど。それでもレコーディングでは何とか声が出ていたんです。かなりギリギリのラインで。
しかし、振り絞った声ばっかりって、正直聴く側も辛いと思うのですね(某○v○xの歌手はこんなんばっかですが)。特に前作の「Summer Days(and Summer Nights)」という、ロネッツへのオマージュにスピサン要素を詰め込んだ曲の音域の高低差はもう鬼で、もう歌いたくないほどの難曲なのです。女子メンバーが入ったらツインヴォーカルで歌えそうですが、正直そうでもしないと演るのは無理でしょう。録りもかなり難航しました。
そんな時に、大滝詠一師のクルーナー唱法や鈴木茂氏の微熱ボイス、はたまたミスチル桜井の歌なんかを歌うととても心地よい。また身近な曲でも、自分が友人のために音域を若干抑えて作った曲や、馬論の曲を歌うと同様に感じます(まぁ、スピサン結成当初の馬論曲のキーの高さは、もはやイジメの領域でしたが…)。
要するに、余裕のある音域で歌った方が無理な発声をしなくていいし、自然と表現にも幅が生まれる。つまりそういうことなのですね。
まぁ、今頃気付くことがいかにバカ⑨だったかということを告白しているようなものですが。
所詮、僕はゴム氏のようにはなれません。悔しいですけど。
ロックマン2 おっくせんまん!(Version ゴム)
『思い出は億千万』演奏:蒼い牙/歌:ゴム
<EMBED src=http://www.youtube.com/v/XmaltChJnV0 width=425 height=350 type=application/x-shockwave-flash wmode="transparent">
ほんとにいい声してるわこの人。熱過ぎる。
詞も20代以降の男子(特にファミコン世代)のハート直撃ですね。僕はロックマンは一度もやったことないんですけど。
…でも、この曲にこのキーでチャレンジしてみたい僕がいます。カラオケに入らないかな。無理か。
</EMBED>