United Minds (Strikes Back)

2013年に解散した電子音楽ユニット、SpiSunのWeblog“United Minds”跡地

JEF United Playback 2009.6. 〔by ラウド〕

2009-06-30 21:09:31 | JEF United Chiba
ヤマザキナビスコカップ 清水 vs 千葉
6月3日(水)
清水 2 - 1 千葉
得点者:19' 原一樹(清水)、89' 兵働昭弘(清水)、89' 下村東美(千葉)

後から知った話だが、清水はしっかりとジェフのウィークポイントをリサーチして狙っていたらしい。
ヨンセンは相変わらず脅威だった。清水のいつものいいところを見せられた試合。
しかし今までなかなか枠に行かなかった下村のシュートが、遂にゴールネットを揺さぶったのは大きなポイントであろう。


ヤマザキナビスコカップ 千葉 vs 京都
6月7日(日)
千葉 2 - 1 京都
得点者:10' 深井正樹(千葉)、13' 巻誠一郎(千葉)、79' 角田誠(京都)

完全な消化試合になってしまったが、お客さんも集まり、ジェフの勝利を誰もが待ち望んでいた。Fも一人で行ったらしい。
見事な連携からの深井のゴール、更に巻のループシュートでの得点と、アベック弾で逃げ切ってしっかりとホームで勝利。
リーグ再開に向け、調子を上げてきた印象。


第14節 名古屋 vs 千葉
6月20日(土)
名古屋 0 - 1 千葉
得点者:81' 深井正樹(千葉)

再開初戦を見事な集中力で勝利。いいスタートを切った。
ミシェウ、深井と攻撃のキーマンがしっかりと仕事をしたのも大きいが、下村が出色の出来で大活躍。
ナビスコカップからの継続性、そして進歩を見せてくれる試合だった。


第15節 千葉 vs 大宮
6月27日(土)
千葉 0 - 2 大宮
得点者:36' 藤田祥史(大宮)、77' 藤田祥史(大宮)

詳しくはこちらを。(第15節 千葉 vs 大宮 Going Fukuari Ground フクアリ観戦記 Vol.3  〔by ラウド〕
もう本当にこういう試合は勘弁してください…。
それでも応援し続けるよ。ジェフだからね。

第15節 千葉 vs 大宮 Going Fukuari Ground フクアリ観戦記 Vol.3  〔by ラウド〕

2009-06-29 21:59:23 | JEF United Chiba
朝から妙にツイていた。
コカコーラゼロのTシャツが遂に当たるし、『TATSURO from NIAGARA』は残り一枚だった初回盤を入手できたし(at 千葉パルコのタワレコ)、駅では女の子に大したことじゃないのにやたら丁寧にお礼を言われるし、前日こなした仕事は自分がやった事でないように褒められていたようだったし。

正直言って、この日まで気分は決して良くなかった。様々な悩みが僕に安息の時を与えなかったし、せっかく色々な人が僕を新たなチャレンジへと誘ってくれているのに、それに集中できる状況ではとてもなかった。

だから、吉兆だと思ったのだ。今日は勝てると、そう思いたかったのだ。
こういうことを願うのはサポーターの風上にも置けないのかもしれないが、鬱屈した日常にかかる暗く重い靄を、ジェフのサッカーで振り払ってほしかった。
要するに、勝利の喜びを共に分かち合いたかったし、そのためには全力でサポートするつもりだった。
事実、相手は残留争いの当面のライバルである大宮。勝てば順位は入れ替わる。大きなチャンス。
なんとしても勝たなければいけない試合だったし、前節名古屋戦戦の流れのままいい形で試合を支配できるのではないか、と高を括っていた。


考えが甘かった。

試合開始10分くらいまでは、悪くない試合を展開していたと思う。
少なくともしっかり繋ぐ意識が垣間見えたし、適当に前線に蹴り出すようなサッカーはしていなかった。
いきなり新居が大きなチャンスを迎えたし、ここから更にペースを上げていければいつか点は入るのではないか、そう思えたのだ。
だが、そこまでだった。

徐々に大宮が素早い仕掛けとポジションチェンジ、フリーランで盛り返し、全く対応できないまま、気がつけば先制されていた。
既にその時点で、ジェフの選手達の脚は完全に止まっていた。まだ前半も途中なのに、である。

後半に入っても常に後手に回る展開。
何とか守っても攻撃へのギアチェンジが全くうまくいかない。
下村と工藤のボランチのところでミスが多発し、ボールをロストする。パスを出しても合う可能性のほうが低い。
パスを受けてから出しどころを考える。追い越す動きもないから、手詰まりになってバックパスを繰り返し、それをまた奪われて反撃される。

酷かった。前にフクアリで見たFC東京戦より無残な試合を、まさかこんなに短いスパンで見せられるとは思わなかった。
何が悪いのか?と自問自答するが、「何もかも、だろ」と吐き捨てる自分しかそこにはいなかった。

確かに大宮の出来は素晴らしかった。次々に選手が選手が入れ替わり立ち代りバイタルエリアに現れるサッカーは、脅威としかいいようがなかった。
だが、それ以上に勝利への気迫と執念を感じたし、ジェフ側からすれば唖然とするしかなかった2点目のゴールも、まさにそういったところから生まれたものであろう。

そういった緊張感が、こちら側にあったのだろうか?
恐らく無かったのであろう。だからフェータルな試合であんな負け方をするのだ。
深井や米倉、益山には可能性を感じたが、それだけだった。


僕は試合中、ずっとピリピリしていた。
隣の席のFが何とかそれを和らげようと色々と声をかけてくれたが、彼には申し訳ないが目の前の惨状を観ながら僕はヘラヘラと笑う事は出来なかった。
だって、ジェフは僕にとって常にシリアスな存在だから。そういうことだ。
僕の周りのお客さんたちも完全に白けていた。僕はそこにも大きな違和感を感じていたが、試合が試合だから仕方がない面もあるだろう…と思うことにした。

今まではどんな試合でも、終了後に選手が引き上げるまで僕は見守ったものだが、この日は冷静でいられる自信が無くて、ホイッスルと共に一人で席を立ってしまった。
勿論、選手に自分の苛立ちをぶつけようなどとは全く考えていなかったが、すぐ隣の大宮サポーター達の歓喜の歌を、自分の中でやり過ごすには大きな負荷が心にかかりそうで、それに耐える自信がなかったのだ。
だから、大きなブーイングも子供の「次は本気出してください」インタビューも、背中でわずかに聞いたくらいである。

それだけズタズタだった、と思っていただけるとありがたい。僕はとても、とても弱い人間だ。


時間もまだ早かったし、普段ならFが千葉の街でも歩こうと言ってきそうなものであったが、彼もああ見えて試合にはショックを受けていたに違いない。僕らは早々と帰路に就いた。



試合翌日、新選手加入の発表が出された。
ネット・バイアーノ選手獲得について

勿論朗報には違いないし、弱点を補うための意図がしっかりした補強だと思う。
しかし、この日の敗戦は戦力不足という言葉で片付けてはいけない試合だったことも確かだ。
僕は最後まで諦めないジェフの全員サッカーが好きだ。それが追い込まれなければ出来ない、というわけではないでしょう?
ここからのリベンジ、大分戦に期待しています。

最近注目の2枚の感想 〔by ラウド〕

2009-06-28 21:29:02 | Music
Let it Roll : The Best of George Harrison

日本盤を結局我慢出来ずに、洋盤デジパックを購入。
収録曲は時系列順ではなく、あくまでアルバムとしての並びを重視している模様。

しかし、1曲目の「Got My Mind Set on You」におけるジェフ・リンとのコラボレートから、「Give Me Love(Give Me Peace on Earth)」への70年代前半のセルフプロデュース開始時のサウンドへの落差が凄い。
発表順に並べるのは手抜きと言う人もいるけど、サウンドの変遷を辿るにはその方が良い、というのが僕の持論。
加えて、やっぱりジョージはアルバム・アーティストだと実感。「Any Road」を聴けば続けて「P2 Vatican Blues (Last Saturday Night)」を聴きたくなるし、「Give Me Love(Give Me Peace on Earth)」が終わると「Sue Me, Sue You Blues」のイントロが勝手に頭の中で鳴っている。これは長年聴きこんだ事による慣れみたいなものなのだろうけど。
とはいえリマスターされた「Cheer Down」は素晴らしかった。これだけのために買っても損はない。アウトロのスライドギター・ソロは更にくっきりと音像が粒立ち、圧巻の一言。

次は『Dark Horse』『Extra Teture』のリマスター、そしてアンソロジーの制作を是非是非お願いします。
あと、HMVのレビューは苛々するから読まなきゃ良かった。



TATSURO from NIAGARA

正直言ってSugar Babeの『Songs』も、大滝・山下・伊藤の『Niagara Triangle Vol.1』も30周年記念盤を持っているので、これといって目新しい点は見当たらず。
山下達郎という個性があまりにも当初から確立しているせいで、Sugar Babeの山下曲を集めたといってもこれはこれで山下達郎の一枚のアルバムのようにとらえられる作品だった…と書くつもりだったが、やはりナイアガラ時代とそれ以降との違いがくっきり分かれている事に少々驚いた。
単純に演奏者の面子の違いだけではなく、Sugar Babeのバンドとしてのケミストリー、福生でのナイアガラ・ファミリーとしての日々、などなど、その要因はいくらでも出てくるのだが。
思った以上に愛聴できそうな盤だ。

記憶の彼方から聞こえる滝の音 〔by ラウド〕

2009-06-25 00:05:29 | Music
前回、ド忘れした作品について書いたばかりのこのブログ。
しかし今回は忘れたなどというレベルの話ではない。知らなかったのだ。


TATSURO from NIAGARA

プロデューサー・大滝詠一未公認、アーティスト・山下達郎未公認。
メーカーが勝手に発表した、山下達郎のナイアガラ所属時代のコンピレーション盤である。
ゆえに幻のアルバムとして語り継がれていた1枚である。僕のような若輩後追いナイアガラーは、つい最近まで存在すら知らなかったのだから(僕が買ったどのナイアガラ関連本にも載っていなかった)。
その作品が30年の時を経て、遂に大滝詠一監修・リマスターにて復活。


ナイアガラ・レーベルのコロムビア時代、アルバムを年に3枚発表するという過酷な契約枚数を最後の最後に果たせず、契約切れとなった大滝師匠。
合計12枚のノルマ中、果たせたのは11枚。そこで残り1枚を消化するために急遽メーカー側で企画されたのがこの編集盤というわけだ。

山下「次はどうするんですか、30周年リマスター」
大滝「次は『タツロー・フロム・ナイアガラ』やりましょうよ」
山下「あれほんとにやるんですか?」
大滝「ダメですか?」
山下「いえいえ、やっていただけるんならもう」
大滝「よし、やろう」

…みたいな会話を毎年恒例の新春放談で聞いた記憶がある(完全にうろ覚え)。恐らく昨年の正月だったはず。
だから、いずれは出るとは思ってはいたんだけど…既に発売されていたとは。
しかもナイアガラ・アニバーサリーの3月21日!何故気付かなかったんだ…。
自らのナイアガラーとしての、いや、音楽愛好家としてのアンテナの鈍さに腹が立つ。

何でこんなに鈍くなったんだろうか…考えられる理由は、
①レコードコレクターズで特集をやった気配がなかった
②ソニー、HMV、Amazonからアーティスト情報メールが届かなかった
(“大滝詠一”では登録しているものの、“山下達郎”では登録していないためか?)
③3月は出費が多かったせいでほとんどCD屋に足を運んでいない
といったところか。

とりあえず四の五の言わずに買おう。というかもう注文した。
今月も出費が嵩みそうだ…。

レット・イット・ワスレル 〔by ラウド〕

2009-06-17 03:05:36 | Music
ふと見たiTunesの「最近追加した項目」の欄に、まともな曲が全く表示されていなくて驚いた。
最近色んなところに出かけるせいで金を消費して、いかにCDを買っていなかったかという事。

そんなわけで、昨日慌てて前々から買おうと思ってたCamera Obsucuraを含む数枚を購入。
しかし、この超重要なアルバムの事を忘れていたのであった…


Let It Roll: The Best of George Harrison(輸入盤)
オールタイム・ベスト(国内盤)
転がせ転がせ 〔by ラウド〕ローリング曲目決定 〔by ラウド〕(弊ブログでの紹介エントリー)

いや、発売日はまだ先だからいいんですが…完全に失念していたのが口惜しい。
ただのアーティストじゃない、ジョージの編集盤なんですから…。

しかし国内盤のタイトル…捻りなさ過ぎじゃないですか。確かにわかりやすいけど…。
思わず「だっせぇ」とか言っちゃいましたごめんなさい。
とにかく出ることがありがたい、その気持ちを忘れてはいけない。反省しろ。ジャケの写真も非常にかっこいいし。


そういえば前回、
「人にプレゼントしてジョージを聴いてもらうにはいいCDだとは思いますよ、このベスト」
なんて書いちゃったけど…ジョージには申し訳ないが、とりあえずしばらくそれを実践するつもりは、僕にはないかな。
いや…正直、CDを人にプレゼントすることって非常に多いんだけど、それで喜んでもらえた事ってあんまりないんでね…。
その人にとって興味のない物を贈り付けるという行為は、(良い音楽を薦めたいという気持ちはあるにせよ)結局は好意の押し売りでしかないのかもしれない。今後は極力控えます。


とりあえず、選曲はオリビア夫人のものだというし、それを信じて純粋に楽しむとしますか。