「どこかを目指して進む前に、
今いる場所を確認する必要がある」
先日あるセミナーに出席して聞いた言葉。
コーチングに直接関係のあるセミナーではなかったけれど、
そしてこんなことは言われなくても当たり前のことだけれど、
何かを目指して進む前に、今の自分の位置を確認する
ことの大切さを改めて感じさせてくれた言葉だった。
部下をある方向に導こうと思ったら、上司は、今その部下が
どのあたりにいるのか、をまず考えてみたらどうだろう。
まず自分がやって、サンプルを見せてあげるのか。
言葉で説明してわかるのか。
ポイントだけを伝えればいいのか。
やり方を一から十まで説明するのか。
部下が今どこにいるのか、自分が今どこにいるのか。
目指す方向が決まったら、次に考えるべきは
「どうやったらそこにいけるか」ではなく、
「で、今はどこにいるわけ?」だと思う。