昨晩のサッカー東アジア選手権最終戦。
「永遠のライバル」と言われる日本代表vs韓国代表だった。
来る6月のワールドカップで、「世界のベスト4」を目指す国の
試合運びとは思えない非常にお粗末な戦いっぷりで、惨敗だった。
解説の
風間八宏さんのコメントはどれも当を得ていて、頷くことしきり。
特に印象に残ったのが、多分後半だったと思うのだけれど、
サイドバックの長友クンがシュートを放ったとき。
(ちなみに昨日の試合では、稲ちゃんと長友が良かったと思う)
一字一句正確な言い回しではないけれど、大体以下のようなことを
言っていた。
「シュートで終わったのはいいことだ。けれど、
シュートを打つしか選択肢がなかったのか、
他の選択肢もあった上でシュートを選んだのか―?
パスを出すにしても、そこに出すしか選択肢がないから、
というパスしか出せていないようだ」
これってつまり、韓国の方が、日本の攻撃の選択肢を
上手に上手に潰していて、「もうここにパス出すしか…」
という形に持って行っていた、ということなのだろう。
韓国の方が上手だった、と言ってしまえばそれまでなんだけど。
コーチングの世界では、コーチはクライアントに、複数の選択肢を
与えることが大事、と習う。
そしてその選択肢の中から、状況に応じて使い分けることが
出来るように、クライアントから引き出してあげるのもコーチの役目だ。
岡田監督が、選手個々の違いを把握し、彼らが持っている良い資質の
正しい部分を状況に応じて引き出しているのだろうか…
なんて、つまらない試合を見ながら考えてしまったバレンタインの夜―。
そうそう、実況の青島アナの一言も印象的。
「パンチを持っていても、それを繰り出さなければ
相手を叩きのめすことはできません!!」
…ワールドカップまで岡ちゃんで行くのかな。
選手たちが「パンチ」を繰り出せる機会はあるのかな。