コーチングでは、今抱えていて手を付けられていない項目を
しばしば「未完了」と呼ぶ。
コーチングセッションは、クライアントの目標をより早く、
より少ない労力で達成させるためのコミュニケーションだが、
未完了をたくさん抱えていると、目標達成のための行動を
起こそうとしても「ブレーキ」になってしまう場合が多い。
重すぎて、アクセルを踏んでも進まない状況、と言える。
そこで、目標達成のための行動にフォーカスする前に、未完了を
完了させることに焦点を当てるセッションを行う場合が多々ある。
私の場合、よく使うのが、重要度と緊急度のマトリックスだ。
抱えている項目を、重要度と緊急度の観点からマーキングし、
何から手をつけるのか優先順位を決める。
あるいは、その項目を本当に未完了と認識する必要があるのか、
「本当に手をつけなければいけない項目」は何なのか絞り込むのに
使ったりもする。
じっくり取り組むべきは、左上の重要度が高く、緊急度は低い領域の
項目になる。
ところが、緊急度が低いからといって、あまりに時間をかけ過ぎたり、
最悪放置してしまうと、いずれ緊急度も上がってしまう。
右上の、重要度も緊急度も高い領域の項目になってしまうのだ。
(詳細は
こちらで)。
2006年ドイツワールドカップサッカーの試合が、まだ180時間分位
HDレコーダーの中に残ってる。全ての試合をDVDに焼いて保存する
ことは私にとって重要なことだ。
2008年くらいまでは、緊急度は高くなかった。ところが。
次のワールドカップまであと3ヶ月になってしまった。
どうしよう…

。
重要ではあったけど、緊急度は低かったから、と放置してしまった
挙句のこのような状況を迎えてしまった自分。
今朝のチャンピオンズリーグを観ながら、こんなことを考えていたのは、
サッカーファン多しといえども自分くらいのもんだろう。