Dear Michael,
あなたがロンドンの
The O2 Arenaで50回公演をすると発表した時、
「どーせ直前でキャンセルになるんじゃないの?」なんて思いました。
「それでプロモーターとモメたりさぁ」
「最近パッとしないしね」
「話題作り?」
絶頂期と、晩年のスキャンダラスさの両方を知っている私の周りの
口さがない人々はそんな風に言っていました。
でも、それが大きな間違いだったことを、
THIS IS IT で知りました。
あなたは本気で、あの公演をやるつもりで準備していたのですね。
あなたのライブを生で観たのは87年の横浜スタジアムと
88年の東京ドームの2回だけでしたが、THIS IS ITのツアーが
実現していたら、これまでのあなたのどのツアーよりも
素晴らしいものになったであろうことが容易に想像できます。
ごめんなさい。最初からやる気がなかった、なんて思ってて。
映画が終わり、エンドロールが消えても誰も席を立たず
拍手が起きたのは、高校生のときに
Big Wednesdayを観た時と、
数年前
HEDWIG AND THE ANGRY INCHを観たとき以来、3回目
のことでした。
10月31日土曜日、16:40、六本木ヒルズのスクリーン7で観た人
だけでなく、
THIS IS ITを観た全ての人が、もう1度あなたの姿を
観たかった、と感じたことでしょう。
プロデューサーとして、パフォーマーとして、逝ってしまうには
あまりにも早すぎた…。
Michael, you're amazing. We l-o-v-e you.