「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

NET検索についての著作権許諾自体が不要に?

2008年03月08日 | ■社会
ここのところ、MIXIの規約改定騒動で
恐ろしいスピードで法務関係の情報を
頭にたたき込まなければならないと言う、
やや本業と違う部分での頭をフル回転な
日々なのだが、その件、どうやら、
こういう事もふまえてなのかもしれない。

http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS3S22018%2022012007

つまり、「著作権」の許諾に関する認識も
少し変えようと国が言い出して来ているのだ。

> 「世界最先端のコンテンツ大国の実現を目指して」
> と題した案は約50項目
これは、以下からダウンロード出来るようだ。
www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/kettei/060609keikaku.pdf

まだ、法案が通過した訳ではないようだが、
(3月中旬)実現すれば、非常にたくさんの
コンタクトが起こる(いいものも、悪いものも)
のと同時にインターネットにおける「自己防衛
能力」を各自が高いレベルで持ち合わせなけれ
ばならない、そういう時代だということかもしれ
ない。

「可能性」と「リスク」。
「チャレンジ」と「防衛」。
表裏一体のこれらの事象が、国内、海外違う文化の
人間たちをも巻き込んでいっぺんにやってくる。

これは、鎖国を解き放った時くらいのインパクト
ではあるまいか?(大げさか?)
インターネット自体、本質的にはそういうものであるが、
いくつもかかっているうちのいくつかのフィルターを
とっぱらおうということ。

フィルターをかけていただく中で情報交換する事を
有効利用していたものにとっては困ったものだが、
こと、MIXIの問題に関しては、法案の如何に関わらず、
MIXIがSNSであり続けるのか、もうその気はないのか
という問題でしかない。ビジネス的な「数」で考えれば、
グーグルの「OpenSocial」にも参加しAPI公開に向け
準備を進めていることも納得出来るが、それは同時に
ここまで優良コンテンツを内包させて来た自己の体質
自体を変化させていく事に他ならない。

いろいろなネットの「中身」が考え直す時期に来ている。