10日ぶりのドキュメント連載です。今回はスプーで自信を得ましたので、イラストを入れてみました。
マウスで書いたのですが、しょうこ画伯より、少しましになりました。
ああ、それにしても手が痛い。
前回までのお話。
1章 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話
2章 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
どこまで書いたんでしたっけ?
ああ。駐在さんに本屋さんから引きずり出されるとこまででしたね。そうなんですよ。とんでもねーおまわりでしょ?
2章-第7話 万引き疑惑 のつづき
なにもしていないのに、駐在さんに店の外まで引きずり出された僕たち。
もう店内は騒然。書店の店長さんは、なにごとかと店の外まで出て来ました。
「おまわりさん、その子たちがなにか?」
「いや。こちらにおまかせください。ご心配なく」。
いや、ご心配もへったくれも、なんもしてませんから!
そんな言い方したら誤解生むやろがー!ぼけ!
我々のそんな気持ちも無視し、意気揚々と駐在所に向かうおまわりさん。
もう騒ぎは店の中だけではありません。そりゃ商店街を通る人、みんなびっくりです。
だって、高校生が2人、おまわりさんにひきずられてんですから。そりゃなにごとかと思いますよ。
「てめー!駐在!はなせ!ぼけ!」
西条くんは、犯罪慣れ(?)しているせいか、捕まり方がうまい。
って、感心してる場合じゃないですよねぇ。もう、この商店街歩けません。
幸いと言うか、駐在所は、この書店のはす向かいでしたので、距離はわずかに20mほど。
ふりむくと、書店の店長さんや、店にいた学生たちが、興味津々でこちらを見ていました。
ほどなく駐在所に到着し、
「座れ!」
ああ・・・なんてこのパターンの多いこと。
「てめー!なにしやがる!」
息巻いているのは西条くん。僕はさすがにここまでの口はきけません。
すると駐在さん。やることをやってすっかり気分がいいらしく、にこやかに
「まぁ。お茶でものんでけ」。
「おちゃぁ???ふざけんじゃねーぞー。俺ら、そんな暇・・・・」
と西条がどなっているさなかで
「お~い。加奈子ぉ~、お茶いれてくれ~」
奥さんをよぶ駐在さん。
「はぁ~い」
奥から奥さんの声。
「・・・俺ら・・・そんな暇、ありあまってこまってました」。
おいおい。西条。なんで妥協してんだよ?
奥さんがお茶を運んで来る前に、駐在さんがいきなり本論に入りました。
「おまえら、こないだはよくもやってくれたなぁ」。
「応援のことですか?」
「ったりまえだ!」
「いやぁ。僕たち、日頃お世話になっている駐在さんに、なんとかエールを送りたくて」。
「ふん。エロ本ありがとう、のどこがエールだ? あ?」
そこへ奥さんが僕たちの分と、3つのカップを運んで来ました。
「うふいらっしゃい。またつかまっちゃったの?」
「はい~。つかまりました~」。
西条。なにニコニコしてんだよ・・・。捕まった顔しろよ・・・・。さっきの怒りはどこへいった?
「うふふはい。どうぞ」
「いただきますぅ~~~」。
すでにヘロヘロの西条くん。
ああ。神様。どうして「男」をこういう動物に作りたもうたのでしょう?
いかんいかん。ここは僕がしっかりしないと。
すっかり駐在ペースで事が運んでいる。
「えっと、ママちゃり君でしたっけ?あなたもどうぞ」
「いただきますぅ~~~」。。
直接対決というのにすっかり骨抜きの僕たち。
このまま駐在ペースですすむのか?
2章-第8話へつづく
※もうすぐ700日戦争の引っ越し終わります!次回はたぶんそちらです。
マウスで書いたのですが、しょうこ画伯より、少しましになりました。
ああ、それにしても手が痛い。
前回までのお話。
1章 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話
2章 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
どこまで書いたんでしたっけ?
ああ。駐在さんに本屋さんから引きずり出されるとこまででしたね。そうなんですよ。とんでもねーおまわりでしょ?
2章-第7話 万引き疑惑 のつづき
なにもしていないのに、駐在さんに店の外まで引きずり出された僕たち。
もう店内は騒然。書店の店長さんは、なにごとかと店の外まで出て来ました。
「おまわりさん、その子たちがなにか?」
「いや。こちらにおまかせください。ご心配なく」。
いや、ご心配もへったくれも、なんもしてませんから!
そんな言い方したら誤解生むやろがー!ぼけ!
我々のそんな気持ちも無視し、意気揚々と駐在所に向かうおまわりさん。
もう騒ぎは店の中だけではありません。そりゃ商店街を通る人、みんなびっくりです。
だって、高校生が2人、おまわりさんにひきずられてんですから。そりゃなにごとかと思いますよ。
「てめー!駐在!はなせ!ぼけ!」
西条くんは、犯罪慣れ(?)しているせいか、捕まり方がうまい。
って、感心してる場合じゃないですよねぇ。もう、この商店街歩けません。
幸いと言うか、駐在所は、この書店のはす向かいでしたので、距離はわずかに20mほど。
ふりむくと、書店の店長さんや、店にいた学生たちが、興味津々でこちらを見ていました。
ほどなく駐在所に到着し、
「座れ!」
ああ・・・なんてこのパターンの多いこと。
「てめー!なにしやがる!」
息巻いているのは西条くん。僕はさすがにここまでの口はきけません。
すると駐在さん。やることをやってすっかり気分がいいらしく、にこやかに
「まぁ。お茶でものんでけ」。
「おちゃぁ???ふざけんじゃねーぞー。俺ら、そんな暇・・・・」
と西条がどなっているさなかで
「お~い。加奈子ぉ~、お茶いれてくれ~」
奥さんをよぶ駐在さん。
「はぁ~い」
奥から奥さんの声。
「・・・俺ら・・・そんな暇、ありあまってこまってました」。
おいおい。西条。なんで妥協してんだよ?
奥さんがお茶を運んで来る前に、駐在さんがいきなり本論に入りました。
「おまえら、こないだはよくもやってくれたなぁ」。
「応援のことですか?」
「ったりまえだ!」
「いやぁ。僕たち、日頃お世話になっている駐在さんに、なんとかエールを送りたくて」。
「ふん。エロ本ありがとう、のどこがエールだ? あ?」
そこへ奥さんが僕たちの分と、3つのカップを運んで来ました。
「うふいらっしゃい。またつかまっちゃったの?」
「はい~。つかまりました~」。
西条。なにニコニコしてんだよ・・・。捕まった顔しろよ・・・・。さっきの怒りはどこへいった?
「うふふはい。どうぞ」
「いただきますぅ~~~」。
すでにヘロヘロの西条くん。
ああ。神様。どうして「男」をこういう動物に作りたもうたのでしょう?
いかんいかん。ここは僕がしっかりしないと。
すっかり駐在ペースで事が運んでいる。
「えっと、ママちゃり君でしたっけ?あなたもどうぞ」
「いただきますぅ~~~」。。
直接対決というのにすっかり骨抜きの僕たち。
このまま駐在ペースですすむのか?
2章-第8話へつづく
※もうすぐ700日戦争の引っ越し終わります!次回はたぶんそちらです。