エスティマ日和

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』2章まで収録の、エッセイ集です。独立しました。

エスティマ日和(7)

2006年08月31日 | 雑記
ああ・・・エスティマ日和。こんなに続くとは・・・。

まったく書いていた当人も予期せぬことでございました。

さて。パソコンのUSBファンだけで、細々と冷房を続けておりましたが、ふと運転席を見ていて、見つけたものがありました。

それは。「冷蔵庫」です。

我が家のエスティマ。古いとは言え、超フル装備でございまして、運転席横に冷温蔵庫というのがついております。
これ。言うまでもなく缶ジュースとかの類いを冷やすものなのですが、なにしろ7人乗りのエスティマ。けっこうでかいのです。
しかも「製氷機能付き」。

「これ開けたら涼しくなんないかな?」

「やってみれば?もうなんだっていいわ」。
暑さでぐだぐだの家人。なげやりです。

じゃぁってんで、冷蔵庫を開けまして、製氷オン!

とたんにそのあたりから、ひやぁ~ っと、冷風が吹いて来ます。

お!意外に涼しい!

そりゃ製氷ですから。閉じてりゃ氷できるほどですからね。無理もありません。

いまいちききめは薄いのですが、ないよりずいぶんとましです。

そこでリアのエアコンは弱にもどし、パソコンのファンで風を送りつつも、子供の厚着は解くことができました。

まぁ・・・それでも前は暑かったんですけどね。

「そろそろ買い替えようよ」。
と、家人。

「トヨタでエスティマハイブリッドの見積持って来てたわよ」。

「ん~。そうだなぁ。もう潮時だよな。これだけ壊れると」。

なにしろ、すでに今年 修理に50万 もかかっているエスティマ。

どこの家庭でもそういう結論に至るわけです。



その会話の途中、コンビニを見つけ、ちょっとした買い物に。

普段、我が家は、コンビニなどでは100%エンジンは止めるのですが、今回はそうはいきません。

なにしろファンが動かなくなったのは、同じようにコンビニでエンジンを止め、再スタートした時から。

今度、リアエアコンが停止してしまおうものなら、旅は熱地獄です。

去年のエアコンが壊れた旅がよみがえります。

というわけで、アイドリングしたまま店内へ。

まぁ。コンビニの涼しいこと涼しいこと。天国です。

しかしそれは「親」の話であって、子供たちは違います。

「うわぁ~。涼しい!天国だぁ」という親に対し

「うわ。あったかーい。気持ちいい!」という子供。

どういう親子でしょう?

我々(特に親)は、その天国からエスティマにもどりたくないものですから、ついつい長居してしまいました。

そしてエスティマにもどると・・・・・・。


「さ、さ、さ、寒い!」


なんとファンが勝手に復活しておりまして、それもマニュアルモードに切り替わっていて風力「強」。

加えてリアエアコン+冷蔵庫製氷モード!

ほとんど真冬な車になっておりました・・・・・・。

もし、そこに水滴があれば、絶対ツララ下がってたと思います。それほどの「超冷房」。


で。わかりました!

その後も同じことがおきたのでわかったのですが

「新エスティマハイブリッド」の見積の話をすると、ファンが復活する!

いや。本当なんですってば。


なんか宿っちゃってます。うちのエスティマ。

ますます廃車できそうになくなってきました・・・・・。   

     おしまい。

エスティマ日和(6)

2006年08月29日 | 雑記
あまりに冷えるエスティマのカーエアコン。

おかげで夏も暖房併用でございましたが、その必要が突如なくなりました。

なんと。今度はファンが動かなくなったのでございます。

ファンってなにかって、風を送るファンです。

つまり、風量ゼロ。

これではどんなにエアコンが動いていようと意味がありません。

しかし、ツインエアコンのついたエスティマ。後ろはどうかな?と思いましたら、こっちは動くわけです。

で、例によりまして、リアエアコンは、極端な冷房。まぁ、後ろにペンギン飼えます。

じゃぁ、それでいいかってーとそんなわきゃないのでして、前は地獄の暑さ。

「前はアフリカ、後ろは南極な~んだ?」
「エスティマ~」
「あたり~」
などというくだらんなぞなぞを子供とやってましたが、シャレになってません。

それでもしばらく走れば、時折後ろから冷気がおとずれまして、少しは涼しくなるのですが、

ご存知のかたも多いと思いますが、エスティマの前部というのは、極端に傾斜したウィンドウが自慢なのでありまして、言ってみりゃ、ほとんどガラスだけ。温室みたいなもんです。

こりゃたまらん、ということで、後ろから風を送ってもらうわけですが、子供たちだって、ウチワであおぎ続けるわけにはまいりません。

またしても旅先でしたので、しかたないので扇風機購入。それもでかいやつ。

が。これもご承知の通り、車ってのは12V直流なのでありまして、100V交流の扇風機は動きません。

昔はDC12V(直流12V)の扇風機とか売ってたみたいでしたが、今時車載扇風機なんか売れませんから、当然どこにもありません。
そうです。うちで買ったのも家庭用扇風機。

こいつをどうやって動かすか、と申しますと、100V交流へのコンバーターってのが売られてるわけです。

1万円くらいするんですが・・・。

こいつもいっしょに購入いたしまして、扇風機をつみ、後ろのカーエアコンから冷風を送る、という、実にバカバカしいことをやっておりました。

しかしですね。所詮は家庭用。
ブレーキ踏むたび倒れまして(笑)。

そのうち、カキコキ、っていうわけのわからない音がしたかと思いましたら、びくとも動かなくなりました(泣)。

で。次にとった手段が。

100V交流電源はありますので、こいつに持って来ていたノートパソコンつなぎました。

なんでエアコンにパソコン?って思うでしょ?

そこなんです。今時のパソコンはUSB端子ってのがあります。

で、USB端子用の小型扇風機ってのが売られてるわけです。900円くらいのちっこいやつ。

つまり、車の12Vから、わざわざ交流100Vをとって、これをアダプターで直流12Vで動くパソコンにつなぎまして、さらに5V直流で動くUSB電源ファンを動かしたわけです。

えーえー。馬鹿だなぁ、と思いましたよ。私も。

このUSBファン。けっこう効き目がありまして、運転席は適温をたもつことができました。

ただし、後部座席側はあいかわらずペンギンが住める環境。

仕方ないので、子供に厚着させまして・・・うう・・・・書いてる側から泣けて来る・・・・。

    つづく まだあるんだこれが。


エスティマ日和(5)

2006年08月27日 | 雑記
一部のかたは気づかれたかも知れませんが、一度『バス停 その日のこと』をアップいたしました。
が。
あまりに哀しすぎて、削除してしまいました・・。今「下書き」になってます。いずれまた折を見ましてアップいたします。


それにしてもまたエスティマ日和です。

なんかカテゴリーとして独立できそうです。エスティマ・・・。

初めてごらんになる方は、バックナンバーたどってくと見つかります。これもある意味でとても哀しい話なのですが。


先日膨大な予算を裂きまして、治しましたエスティマのエアコン。

修理工場さんが、ガスの量を大サービスしてくださったものですから、効くどころの騒ぎじゃないほど効くようになりまして、ほぼ冷凍庫のような「寒さ」(涼しさではありません)。
通常は4本しか入らないエスティマのエアコンのガスを

「7本入れときました!」

と、修理工場のおやじさん。
そのときは「そんなに入るものなのか」とだけ感心しておりましたが。

まぁー。とにかく寒い寒い。


エスティマは他の高級車と同様、オートエアコンが標準装備です。
それどころか、後部座席用にもうひとつエアコンがついておりまして、ツインオートエアコンです。
普通乗用車ですと、これはすでにレクサスやらクラウンでも、高級バージョンにしかついていません。

いえ。自慢したいんじゃないんです。

このツインエアコンがみそなんですよ。

オートエアコンとはその名の通り「オート」で風量やら温度が調整されまして、室内が適温に保たれる、という装備です。
ついてる車、最近多いのでおわかりのかたもいらっしゃることと思うのですが。


カーエアコンのある夏は、今年ひさびさだったものですから(昨年、壊れてきかなくなっていましたから)、もう大よろこびの夏だったのです。

が。とにかくすさまじく効くようになってしまいまして

オートエアコンを「25度」に設定すれば、快適生活だったエスティマカーライフは一変いたしました。

「寒い・・・・・」。

とにかく寒い。

ツインエアコンなどとんでもない話です。

そのままなら、まちがいなく凍死します。

エスティマの中で、真夏に家族が凍死していた、というのも、なにやら全国ニュースになりかねない事態ですので、仕方ないので、この「猛暑」の最中、我が家のエスティマは

後ろのエアコンは止めまして、それでもまだ寒いものですから、「冷房」と「暖房」をいっしょにつけておりました。

上から冷風。下から熱風。

体はちょっとヘンになりますが、車の中で「遭難」するよりはましなので、今日も今日とて、暖房と冷房、いっしょにつけているのでした。


それでも昨年の「エアコンのないカーライフ」よりは、かなりましでした。

子供が、同じエスティマに遭遇するたびに

「よそのおうちも、暖房と冷房いっしょにつけているのかな?」
などとたずねるものですから

「あったりまえだろ?同じ車なんだから」。
と、騙しつづけておりましたが

そんなわきゃないのでありまして、外気温30度の猛暑の中、足下から吹き出す熱風。実に不自然。
しかし冷房吹き出し口から出て来る風は、ハンドルを握る手がかじかむ(笑)ような超冷房でございまして
こうしないと、耐えられません。

しかし・・・・・。


これで終わりませんでした。エスティマ。

  つづく・・・・・・。


相馬の野馬追

2006年08月23日 | 雑記
 
福島県の相馬市には、野馬追(のまおい)というお祭りがあります。

実は、私は見た事がなかったのですが、家人が「すごいすごい」と言うものですから、じゃぁ見て来ようってことになりました。

家人が言うには

「走って車に乗るんだよ」
というわけです。

そらぁすごい!

「それってすっごいスタントだよね」。

「スタント?んー。そうね。とにかくすごいのよ」。

私。スタントを実際に見たことがありませんでした。

でも、歴史的な相馬の野馬追。どうしてそんなスタントをやるんでしょう?

まぁ。客集めのひとつだろうなぁ、と思いまして、

「お祭りもいろいろと変わるんだねぇ」。

と、しみじみ話しましたが

「え?ずっと昔からやってるのよ?」

と、家人。

「走って車に乗るのを?」

「そう。ずーーーーーっと昔から」。

「すっげー。それてジャパンアクションクラブとかの比じゃねーじゃん」

「そ、そうねぇ。比じゃないわねぇ」。


というわけで、相馬野馬追にまいりまして、わくわくとスタントショーを待ちました。

が。待てど暮らせどスタントショー。始まりません。

わざわざ見に来たのに。

「ねぇ、スタントショー始まらないね」。

「なに?スタントショーって?」

「だからさ。走って車に乗るやつだよ。どういう速度で走ればできるんだろうねぇ」。

「走って車に乗る?」

「君、言ったろ?それが見たくてわざわざ来てるんだぜ」。

「言ってないわよ?そんなこと」。

なーにすっとぼけてやがる!

と、言い合いをしておりますと、

目前で、武将の姿をした方が「走って来る馬」に飛び乗りました。

あれ?

はしってくる馬に乗った?

はしってくるうま・・・・

はしってくるうまにのる?

はしってくる・・・・・・・・・

ああああああああああああああああああああああああああああ!

ヤマハ・ボビー

2006年08月22日 | 雑記
『ぼくちゅう』でも少しふれましたが、高校時代、私はバイクの免許を持っていました。
当時は限定解除ではなかったので、400ccで実地を受ければ、無制限に、それこそハーレーでも乗ることができました。

免許をとれば誰だってバイクが欲しくなります。

なにしろ家にはヤマハメイトしかありません。

今でこそ、そうでもありませんが、当時、ヤマハメイト、カブの類いは、友人から蔑まれるバイクのひとつでした。

そこで親にねだるわけです。

免許はでかくても、我が家の家計事情を考えれば、原付バイク、つまり50ccがせいいっぱいといったろころでした。

そこで、50ccのバイクの中から、選びに選んだのがヤマハ・ボビーというバイク。

もちろんご存知ないと思いますが、ホンダのダックスを直線的にしたデザインのバイクです。

当時、ヤマハはチャッピーという、実にキュートなバイクを発売しておりまして、たいへんな人気でした。

が、チャッピーは、その名からもわかるように、女性にターゲットをしぼっておりましたので、ヤマハといたしましても、少し男性向きなバイクを出そう、と考えていたわけです。

そこに登場したのがボビーです。

それほどにカッコイイわけでもないのですが、なにしろ新製品でしたので、乗ってるやつが他におりません。

当時、新製品を買うのは、圧倒的なステータスだったのです。

で。カタログを見せながら父に相談いたしましたところ

「いいぞ」。

と、快諾。

その時のうれしさは、言葉では言い尽くせません。

「このカタログの銀色のやつだからね!」

念をおす私に

父は「じゃぁ、今度の月曜日買って来てやる」と、言いますので

私としましても、友人に

「来週、月曜日にヤマハボビーが家に来るんだぜ!」

と、吹聴してまわりました。

当時、とにかく新車、それも新製品を買えば、それをみんなで試乗するのが習わしのようになっておりましたので、月曜日の我が家は20人以上の友人が集まっておりました。
そうです。ほとんどは『ぼくちゅう』の悪友たちです。

するとバイク屋さんの軽トラックがまいりまして、後ろにあのボビーの銀色のボディらしきものが見えるわけです。

友人たちもまだ見ぬ新製品にわくわくしておりましたが、なによりわくわくしていたのは、言うまでもなく私です。

が。

軽トラックにつんであったのは

  ヤマハメイト。

あれ?ボビーは?

父は

「ほら。お前のほしがってた  」。

いや。色じゃなくって・・・・・・。


「あれぇ?これじゃないのか?まぁ。いいだろ。同じ50ccだし。そっくりじゃないか」。


いや・・・。これって我が家に2台もあるんだけど・・・。


20人の友人たちはかける言葉も失っておりました。

「ちがうよ。このカタログのこれだよ」。

と、ボビーのカタログを再び見せますと

「だめだろ。こんな荷物もつめないやつ」。

そりゃ荷物はつめないけど・・・・・・・・・・・



私はこの時、大人になったら絶対ボビーを買ってやる!と、決心したのです。


が。所詮は子供。

ヤマハメイトでも新車はとっってもうれしいのでした。

しかも荷物つめるし・・・・・。


黄色と黒(最終かな)

2006年08月20日 | 雑記
あ~~~!仕事忙しいっす。
おまけに『ぼくちゅう』のなげーわなげーわ。

おかげでこちらはすっかりおろそかです(泣)。


さて。女子生徒のスカートに入っていってしまったオニグモ(ジョロウグモ)ですが、

このとき、おもしろかったのは男女の差です。


「ス、スカート脱げよ!」
「せめてめくれ!」
と、騒ぐ男子に対し、

女子は
「跳ねて!」
「ジャンプして落とすのよ!」
「スカートぱたぱたさせて!」

なるほどぉ。跳ねるかぁ。
まったく思いつきもしませんでした。私(笑)。というか男子全員。

男子の願いを聞き入れるはずもなく、その子は必死にジャンプしたり、スカートを揺すりましたが、なにしろ足8本もありますから。落ちて来ません。
あのスパイダーマンでさえ、4本足(?)で、ビルに捕まってるくらいですから。

当の本人は泣きべそです。

結局、この子は、友人たちにつれられてスカートを着替えてジャージでもどってきました。

が、この時にもクモは見つからなかったそうです。

もどってきたとたんに

「あんたが悪いのよ!」

私にむかって言いましたが、私になんの罪があるというのでしょうか?


ところがところが。


さらに翌日。クモは、また同じところに巣をはっていました。

あの目立つ色の蜘蛛がいつどこで、どうやって逃げたのか、まったくわかりません。


しかし巣をよく見ると、この蜘蛛。同じ黄色と黒族に属するスズメバチを捕まえておりまして、
個人的に、「殺すにはしのびない」という結論に至りました。

しょうがないので、またもホウキで捕まえまして、野に離したのですが。

翌年。学校はジョロウグモ大発生。

自然ってすごいなぁ。

黄色と黒は「注意」のマークなんですね。

青森山田の秘密兵器

2006年08月16日 | 雑記
連続ものの途中ですが、臨時で掲載します。

青森山田高校。負けちゃいました。
それも逆転負け。

うーん。残念。

で。思ったのですが、あれはやっぱり打順が悪かったな、と。
野球素人として思うわけです。

もし、私が青森山田の野球部監督であったなら、
4番は間違いなく

福原愛

ですね。そう。卓球の愛ちゃん。

まずあの動体視力。野球部の比ではありません。

そしてうまくいった時のあの相手の感情を逆なでする「サァーーーー」です。

これはピッチャーたまりません。


で。2ストライクが入ると、ポロポロと泣き出しちゃったりするわけです。

そして悔しそうな目。

あの可愛い泣き顔を見たら、相手ピッチャーだって、もうストライクなんか投げられません。

福原愛ちゃんさえいれば、甲子園は青森山田のものだったに違いないのに・・・。

え?女の子出られない?

なんだ。その男女差別は。

じゃぁ、福原愛夫とでもして出ればいいじゃないですか。

サァーーー!

黄色と黒(後編)

2006年08月12日 | 雑記
 
※お詫びとおことわり この話で、私がオニグモとよんでいたのは、どうやらジョロウグモのことらしいです。
 が。ウソ書いてたわけじゃなくって、地域的にみんながそう呼んでいたので、そのままオニグモで通します。
 ご理解くださいませ。


いや~。なんでしたっけ?

『ぼくちゅう』書いたら、すっかり寝ちゃって。いったいなにがおきたんでしたっけ?

あ、そうそう。そうでした。友人に探してもらいましたが、やっぱりオニグモはいなかったんです。


 おしまい

な、わけはないのでして

しかし、その日はなにごともなく終わりました。


が。翌日登校いたしましたところ、教室がたいへんな騒ぎになっておりました。

なんとオニグモ、教室の窓際からでっっっかい巣をはっておりまして(笑)。

『ぼくちゅう』でも説明しておりますとおり、女子の多いクラスなものですから、すっげー大騒ぎになってるわけです。

もう、ときおりオニグモがモソモソ、と動くたびにキャーキャー言うわけですね。

見ると、まぁ、でかいでかい。オニグモってあんなにおっきくなるのか?と思うほどにでかい。

先生も女ですから、どうにもすることができず

「どうして教室にオニグモが・・・」

「あ!こいつ、昨日 ”黄色と黒のやつ”ってさわいでました」。

昨日クモを探してもらった友人。
ほんと友情。薄いなぁ。

「○○くん、なんとかしなさい!」

「そうよそうよ!なんとかしなさいよ!」

なんだろう?この『野良やぎ』つれてきた小学校時代みたいな騒ぎは・・・。


しかたないので、みなさんのリクエストにお応えいたしまして、ほうき持って来て蜘蛛の巣からめたわけです。

あっけなくとれました。

巣は。


が。知ってましたか?クモって、すっげージャンプ力あるんですよ。

クモ、ぴょ~んと飛んだかと思ったら、教室内の女子に10.0の着地。

このとき

「ああ。スパイダーマンって、まんざらウソじゃないなぁ」

と、へんな感心をしておりましたが、言うまでもなく、教室内はその騒ぎではないわけです。

「キャーッ!キャーッ」

うるさいのうるさくないの。

しかもクモだって、みすみす殺されるわけにはいきません。本能的に危機を察したオニグモくん。

動くわ動くわ。


しかも「速い」。とてつもなく「速い」。


人間も哺乳類ですので、「黄色と黒」には、体が注意信号をおくります。

この女の子は硬直してしまって動かなくなってしまいました。

それでですねぇ。



クモは、なんとか危険から身を守るため、暗いとこ暗いとこへと移動していくわけです。

なんと、スカートの中へ・・・。

もうね。その女子、「きゃー」とかの騒ぎじゃありません。




  こんなしょうもない話なのに、まだ続きます。



黄色と黒(後編)

2006年08月09日 | 雑記
仕事がひっぱると『ぼくちゅう』とダブルなんできつい・・・。

ああ。こっちは蜘蛛の話でしたね。向こうはタンポンの話だけど。

こうやって書いていると、やっぱりタンポンの話のほうが楽ですねぇ。

向こう。ノンフィクションですから。


とにかく、その家のばーちゃんがどんなに探しても(本気で探していたかはなはだ疑問ですが)、オニグモは見つかりませんでした。
そのときは、結局、どっかに逃げたのだ、ということで話は落ち着き、再び新聞配達を継続したのです。

新聞配達は、遅くなるような日には、すでに学生服で行っておりましたので、そのまま登校しました。

学校に到着し

「なぁ、俺にへんなもんついてない?」

「へんなもん・・・?みずこの霊とか?」

「いや・・・」

「悪い!まだ、俺、霊媒まで能力ないんだ」

「そーじゃなくってさ。もっとこう、黄色と黒の・・・」

オニグモなどと言おうものなら、彼は探してくれないに間違いありません。

友情は極めて薄かったのです。

「なにも・・・ついてないけど・・・」。

「そっか。それならいいや」。



   うわぁ。時間がないから、今日はここまで!
   また明日書きまーす。
   ぼくちゅうで時間使いすぎますた・・・。



黄色と黒(前編)

2006年08月07日 | 雑記
ハチとかもそうですが、黄色と黒に「注意」してしまうのは、人間だけではないらしく、鳥やその他の哺乳類もこの色には用心するようにできているのだそうです。
まして一度でもハチにさされた哺乳類は、この色にとんでもなく注意してしまうのだそうで、この色でも安全なのは「阪神タイガース」くらいなものらしいのですが。

さて。この「黄色と黒」の生物に「鬼蜘蛛」というやつがおります。

でかいと足をふくめて8cm~10cmくらいになるヤツなんですが、ご存知でしょうか。

私は比較的虫類もあまり苦手がない(多足類を除く)のですが、このオニグモにトラウマがありまして苦手です。


どういうトラウマかと申しますと。

※注 ここから先、虫に弱いかたは読まないでください


私。小学校~高校2年までの間、新聞配達というのをやってました。
田舎町でしたので、言うまでもなく田舎道を走るのですが、さらに近道をしようと思うと畑の中を通ります。

ここを夏、それも早朝に通りますと、クモが巣をはっていることがよくあります。
たいていは事前に気づくわけですが、なにしろ虫もひっかかるようなもんですから、人間だってひっかかります。
幸いにして、蜘蛛の巣にひっかかったからと言って、そのまま蜘蛛に食べられてしまう、ということだけは一度もありませんでしたが。

だいたいこれ、顔にベッタリやってしまうわけですね。

その日も、この蜘蛛のワナにひっかかってしまいまして。それがオニグモの巣でした。

新聞配達は時間の勝負。蜘蛛の巣ごときにかまっているわけにはまいりません。

ところが配達したある家のおばあちゃんが

「あら~。なんか頭にしゃれたものつけてるのね~」。

とかいうものですから

「頭?」

と聞きますと

「あら。動いてるわ」。

「え!」と、その家のガラス窓に自分の姿を見ると、確かに頭の上に「黄色と黒」の注意色を発しながら、モソモソと動いているわけです。

そうそう。オニグモですよ。

いや。これはしゃれてる、っていうより、しゃれになりません。

「うわー、ばーちゃんとってー!」

と、言いますと

「よしちょいまち!」

と言うとおばあちゃん、殺虫剤持って来まして、もうやること目に見えてるわけです。

「いやいやいや。ばーちゃん。殺虫剤はしゃれになんないから!」

と、ことわりますと

「そうかい?困ったねぇ」

とか、のどかなこと言ってるわけです。

しかたないので、自分で手ではらおう、と思いましたところ

「いない」。


もうこれは映画『エイリアン』なみの怖さです。

背中を見ても、いない。

ぞっとしました。


「ばあちゃん。どっかについてない?」

と、あまりあてにもせず聞きますと

「うーん。いないねぇ。どっかいっちゃったね!」

と、思った通りののどかな返事。

しかしあんなでかいヤツです、いないわきゃないのでして・・・・

       後編につづく


楽器な動物

2006年08月06日 | 雑記
私。こう見えましても(見えてませんが)、昔、弦楽器などを嗜んでおりました。

まぁ。ぐいたーは当たり前として、そうではなく、チェロとか弓使うやつです。

で。

あの弓。なんでできているかご存知ですか?

ええ。そうです。馬のシッポ。

不思議なのはですねぇ。誰が「馬のシッポ」を見て、「あ!こりゃ弦楽器の弓にちょうどいい!」と、思ったかです。

そういう意味では、不思議なものがいくつもあります。

たとえば三味線。

誰が猫を見て「お!こいつ!楽器になりそうだ!」と、考えたのでしょう?

沖縄の蛇味線は、なんとなーくわかります。

まぁ、害もあったでしょうから、殺してから「この革なんかに使えないかな?」くらいなものなのでしょうけれど。

例えば、サザエさんちみたいなのがあって、タマみたいなのを飼ってて

「おや、タマってば、よく見ると楽器になりそう」

って、普通考えませんよねぇ。


これだけ化学繊維が発達した現在でも、なんで「猫」で、なんで「馬の尻尾」なんでしょう?


どうしてこんな話を書いたかと申しますと、先日「猫」をもらいうけた際、注意書きに書いてあったんですよ。

「三味線の業者様は固くお断り申し上げます」。

書いてある、ということは、実際にそういうことがあったわけで、まったくもって人間というやつは。



月よりの支社

2006年08月05日 | 雑記
 
えー。『セーラームーン』だそうです。

えー。ちゃんと5人おります。

えー。真ん中がたぶんセーラームーンで、右上が私の好きなマーキュリーではないかと思われます。

えー。日本で販売されていたようですが。


   誰か買った人いるのでしょうか?


世の中、誰がなんのために描いたのか、わからないものとはあるものです。

だいたいにして、これを描いたのは「イラストレーター」なのでしょうか?

よくこんなんで仕事が来るものです。


タイトルの「月よりの支社」は、勝手に変換されたのですが、あまりにおもしろいので、そのまま使いました。


『ぼくちゅう』1位記念!こっちだけの特別編

2006年08月03日 | 雑記
先日、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』が、10000アクセスになったというんで、お礼を申し上げたばかりですが、なんとランキングで1位になりましたっ!

びっくりだよ~。

うれしいよ~。

で。

むこうとはまったく別に、こちらに1話だけ掲載いたします。
なにしろ、ここあっての『ぼくちゅう』でしたので。お楽しみいただければ幸いです。




【特別編】ぼくたちと駐在さんの700日戦争 「失敗した挑戦状」。

むこうでも、もちろんこちらでも掲載していませんが、僕たちの駐在さんに対する悪戯のすべてが成功したわけではありません。むろん、話の中でも、失敗にはいくつかふれておりますが、中にはとんでもない不発に終わったものもありました。

『俺たちはカメ』。覚えていらっしゃいますか?

そうです。金属物をまとって速度測定レーダーを妨害しようとした、例の作戦です。

このときに「レーダー妨害はもうしませんでした」と書きましたが、実はちがいます。
凝りもせずにもう一度妨害にチャレンジしたのです。

どういうものかと申しますと

「速度測定本部に花火を打ち込もう作戦」。

もう作戦名からしてすごい。

これは、読んでの通りなのですが、ものすごい数量(100本くらいだったでしょうか)の、ロケット花火を購入いたしまして

ごく近隣で、子供たちが微笑ましく花火をしている場所が、たまたまレーダー測定をやっている側で、たまたまロケット花火の飛ぶ方向が狂って、たまたまレーダー測定本部にまぎれこんでしまう

という、恐ろしい偶然の重なる作戦でした。

僕たちは、はじめのロケット花火10発を奇麗に、偶然にもレーダー測定本部のある方向に、誤って向けてしまいまして、あろうことかそれに火をつけてしまったのでした。

ああ。なんたる微笑ましい偶然・・・。

が。

ところがですねぇ。

最初の4発くらいが、なんと近隣の家の方に飛んで行ってしまいまして・・・。

しかも、初夏だったものですから、うち1発が家の中に入っていってしまいました。

ご存知かどうかわかりませんが、当時のロケット花火というやつは、最後に「バンッ」とかいって爆発するわけなのですが、当然ながら家の中で爆発いたしました。

そりゃその家族。びっくりです。

「だれだぁ!!!」

とか大声あげながら家から飛び出しますと、あたりじゅうを見回しました。

「やべ~」。

もう、僕たちはクモの子散らすように逃げました。

が。

制服着てましたから。

もうバレバレでした。

残り6発ですか?

うーん。そんなの確認する暇ありませんよ。逃げてんですから。

翌日また生徒指導の先生に呼ばれまして。
もう生徒指導というより個別指導ですね。ここまでくると。


それで90発ほどのロケット花火があまってしまいました。

この90発の使い道につきましては、また『ぼくちゅう』の中ででも。

駐在所にうちこんだ?

いえいえ。そんな単純なことでは喜びませんでした。ぼくたち。


                おわり

info様

2006年08月01日 | 雑記
最近info様によくメールが届きます。

infoとは、会社の代表メールアドレスです。

普通は個人別のアドレスがありますので、infoは、本来そんなににぎわいません。

が、

最近、どうも 「info様が選ばれました!」とか
info様とおつきあいされたい女性
とかがけっこういるみたいなんですね。
多い日には100通くらい届きます。

そうかぁ。この女性は法人とつきあってなにをする気なのだろう?

とか、不思議にも思うのですが、

中にはinfo様にならお金を出してもいい!とかいう、気前のいい「女性実業家」もおられまして
それはひょっとして株主になりたい、ということかな?などと、いろいろと思いをめぐらせるわけです。

「会ってくれるだけでもいい」とかおっしゃっているので、一回会社にお越しいただくのもいいかも知れません。

ほかにも、info様専用IDがあったり

info様を逆指名されたり・・・・。

世の中わからんもんですね~。

とりあえず「出資したい」という女性にお会いして、株式発行のことでも話し合ってみようかと思っております。