エスティマ日和

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』2章まで収録の、エッセイ集です。独立しました。

マウス予言

2006年06月04日 | CG
マウス。
はい。みなさんのパソコンにも、今や必ず付いているマウス。

そもそもは1960年代にエンゲルバートという博士が考えたもので、これをXEROX社が採用。
誰ひとり目も向けていなかったものをベンチャー企業Appleがこれに注目。ちなみにマウスをボールで四方八方に動くようにしたのはAppleで、それまでは縦横のタイヤみたいのがついておりました。

これが現在のGUIの開発へと繋がるわけですが、動いたとたん、よせばいいものをさっそく友人(と思っていた)ビルゲイツ君にOSごと見せびらかしに行きます。
これを見せられた時、ビル・ゲイツ君は、驚きのあまり声も出なかったそうです。
ふだんなにげなく使っているものにも、それなりの歴史ってのがあるんですね、
その日のうちに、ゲイツは「あれをナイショで真似しろ」と命令したそうで、このあたりがビル・ゲイツさんが嫌われる原因のひとつでもあるわけです。

まぁ、そんな歴史は、もはやどうでもいいです。

それより問題はその語源です。

「マウス」と言う名は、言うまでもなくその形状から来ていました。

丸いのにシッポがあるからマウス。
いいえ、Appleが開発した当初は、四角いものでしたので、その大きさとシッポこそがマウスたる名前の根拠だったのです。

はて。


現在、当社で使っている「ねずみ」たちには、現在、シッポがありません。



そうです。いわゆるコードレスです。
便利ですね。便利ですけど・・・・

すでに語源となった根拠がなくなってる。

近い将来、その時、そもそもこの入力装置を使っているかどうかかなり怪しいもんですが、少なくともみんな「シッポ」はなくなってしまうでしょう。

じゃぁ、これ「マウス」って言うの、おかしいんじゃない?


するとですよ。

近未来の人は、もうこれを「マウス」と言いません。
じゃぁ、なんて言うか、っていうと、シッポがなくて丸いもんです。

まぁ、言ってみれば


巨大ゴキブリ?





んー、英語で言うと、ビッグローチといったとこですか?

平べったいし。

サワサワ動くし。

脂ぎってるし。

え?脂ぎってない?

ウチのだけ?

え?

脂ぎってるでしょ?