エスティマ日和

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』2章まで収録の、エッセイ集です。独立しました。

エスティマ日和(9) ~特権者

2006年12月29日 | 雑記
我が家は東京くらいは、新幹線は使わず、車で行きます。
言うまでもなくエスティマ。
家族全員だとそっちのほうが安いからなのですが。

東京で行き先につまると、決まって我が家は「お台場」。

まぁ行きやすい上にイベントにつきません。
実に良い観光スポットなのですが。

毎度たいへんなのが駐車場。

いえ。お台場は駐車場、都内にしてはいっぱいあるほうなのですが、たいていは行列しなくてはなりません。


数週間か前のこと。
ぼくちゅうの関連で、フジテレビのかたと会うことになりました。

娘にさっそく自慢。

「フジテレビの裏に入れるんだぜ!」

そうです。いままでは一般客として見学コースをまわるだけ。
こりゃ娘もよろこぶだろう、と思ったのです。
なんてったってタレントの宝庫。

「え!ほんと?」

娘が歓声あげました。
ほらね!


「じゃ、次は駐車場、こまんないね!」


え・・・。それだけ?



音声のみ

2006年12月23日 | 雑記
娘とドライブに行きました。

娘は車載していた非常時用のラジオ付き照明灯を見つけて

「FM、AM・・・TV、TVってなぁに?」

と聞くものですから、

「テレビの音声だけ聴けるんだよ」。

と、解説いたしました。


「ふーん。音声だけ・・・・」。


しばらく考えておりましたが


「劇的ビフォーアフターとかつまんないだろーねー」。

突如言い出しまして。

なるほどぉ。

「ラジオじゃ絶対できない番組だねっ」。

「そうだねぇ」。

「でも、もし作ったら、なんでもできちゃうね!」


「なんということでしょう!あれほど狭かった台所が、東京ドーム6個分に!とか・・・」。


うーん。やったらすごい。

これご覧になったラジオ関係のかた、つくってみませんか?

ラジオ版劇的ビフォーアフター。




ちょっと怖いお話2 不思議なピアノ

2006年12月20日 | 雑記
えー。前回。ぼくちゅうから、ここをたどられて、「ちょっと怖いお話」読まれた皆様から
すさまじいブーイングいただきまして・・・。

まぁ、よくとらえればアンコールかな、と(笑)。

じゃぁ、ってんで、もういっぱつです。

ことわっときますが、私は心霊現象、信じておりません。
しかも怖いと思っておりません。
でも、高校時代は違いました。だいっすきだったんですね。そういう「まか不思議」。

で。心霊研究会つくってましたが。これはそのひとつのお話です。


音楽の先生がいらっしゃいまして。女性のかたで、年の頃30歳。
すっごいいい先生でした。

私はその頃、あまりピアノ弾けなかったんですが、

「君、才能あるから弾いてごらん」

って、ノダメみたいなご指名うけましてね。

で、習いました。

放課後にちょっとずつ。

少しは弾けるようになりまして。

でね。楽譜なんかあずけられましてね。
うまく弾けませんで。いっつも同じとこでつまづく。

「だめねぇ。ちょっと貸してごらんなさい」。

で。先生が弾き始めたんですが。

まったく関係ないとこで、関係ないリズムで

「ボーーーーーーーーーーーーーーン」

っていう、低い音が入ったんです。

なんだ?

不思議に思ったのは私だけではありませんで。

弾いてる先生。もっとびっくり。

でも、その日はそれでオシマイ。なにも2度とおきませんでした。


とっころがですねぇ。それから数日後の音楽の授業。
先生が伴奏を弾いておられたとき、

忘れもしない「荒城の月」でした。

また

「ボーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン」

いっきなり低音が入りまして。

まーーーーーーーーーーーー。びびったびびった。

先生。もっとびびりまくりまして。
ピアノから手離したわけです。

「なんだったの?今の・・・」。

教室騒然。

でも、先生、動揺してると授業になりませんから、先生は自分が間違ったふりなさったわけです。
でもね。ピアノって、当然手の幅ってもんがありますから。
指届かないってことは、ピアノやってる子たちにはわかるわけですね。


「先生・・・」
「どうしたのかしらね・・・」。

もう、私と先生は、その前知ってますから、おっかなくってしょうがないわけです。

「まぁ、考えてもしょうがないわねぇ」。
「そ、そうですよねぇ」。

と、私と先生。

明るく音楽室をあとにいたしました。

そしたら


誰もいねーのに

「ボーーーーーーーーーーーーン」


ええ。心臓止まりました。
その後、なんで生きてるか不思議です。

心臓止まったのに。

エスティマ日和(8)

2006年12月11日 | 雑記
なんということでしょう。

またエスティマが壊れました・・・。
いえ。正確には、先月も壊れていたのですが、ここに記載はしていませんでした。
先月。ブレーキが錆び付いてしまった、というので4万円也。

それとはまったく別に、ヒーターが効かなくなりました・・・。

ウソだろ?エスティマ。

で。ワンピースって漫画で。
コミック最新刊では、ゴーイングメリー号が哀しい最後を遂げます。
その哀しい別れの場面。

ルフィーたちクルーは、最後にゴーイングメリー号を燃やしてしまうんですね。
自らの手で葬るわけです。


「パパ。うちもエスティマ燃やして最後をみとりましょうか?」

故障続きのエスティマに、ぶち切れそうな家人が申しました。

でもね。

ゴーイングメリー号と違って
エスティマ。ガソリン入ってるから。

とんでもない逆襲に遭うと思うよ。






おもしろい出来事。

2006年12月09日 | 雑記
いや~。おもしろい出来事がおきてしまいました。

まずは『俺たちは風』と、それについたコメントをご覧くださいませ。

実は、先日「ぼくちゅう」の方で、『俺たちは風』の無断転載事件がおきまして。
で、トップページに、著作権のことと一緒に書きました。

それで、たぶん『俺たちは風』で検索された方がいらっしゃったんでしょうねー。

愛されてるなー。「ぼくちゅう」(笑)。

うれしいやら、おかしいやら。
誰?あのコメント。

ことわっときますが、日付見てもわかる通り、こっちが「ぼくちゅう」オリジナルですよ。
実はもうひとつ、『俺たちは風』が掲載されているサイトがありますが、それも僕が書きました。
それはアメブロです。

ぼくちゅうは、最初アメブロで始めようと思っていたんですが、機能が少なくってやめてるんですね。

あー。まさか自分の作品で「ぼけ」とか言われると思わなかったなー。
でも、ぼくちゅうも読者さん「ぼんく」とか言ってるからなー。

口わりいぞ!ぼくちゅう仲間!

NHK大河ドラマ

2006年12月07日 | 雑記
こないだ民放で太閤記やってましたが。

あー、お年寄りが増えたからだろうなー、って思うんですけど。
『太閤記』。あんまり見すぎて食傷気味。

いっつも「敵は本能寺にあり!」ばっか。
まぁ、歴史ですからね。
突然「やっぱり法隆寺かも・・・」とかってことはないんですが。

NHKの大河ドラマもあれですね。
もう、ネタつきちゃってて。

今回のも、すっげーマイナー所に走っちゃってますね。
そこまで出すか?くらいの。

でも、さすがにNHK。見ていてそんなにつまらんものでもありません。
むしろ、あそこまで話膨らませるだけでもたいしたもんです。
そのうち『白餅大名』もやるんじゃないかなぁー、などと思うわけですが。

それほどにネタがない。

で。思ったわけです。大河ドラマは『時代劇』。これははずせないんですから、

いっそ縄文時代とか、それ以前に遡っちゃう。

これならなんでも書けますからね~。
ストーリーだって楽だし、セットも金かかりません。
竪穴式住居とか、あるいは洞穴だっていいわけですからね?

衣装もみんな蓑みたいなもんですむし。

安上がりだ~。

もう、いきなりオープニングからマンモスかなんかおっかけてましてね。

台詞も

「ウッホ?」
「ウホウホ!」
「ウキャーーー!」

とかね。NGなんか出ませんよ。台詞こればっかりですからね。

で。戦だって銃とか、めんどうなものありませんから。

もー、石合戦です。石合戦。

あー、見てみたい。縄文以前の時代劇。






不思議な中古車

2006年12月02日 | 雑記
それはそれは昔のことです。
まだ東北の街中では外車めったに見かけない頃。

私は日本車、あんまり興味なくって、欧州車大好きっ子でした。

今でこそ、ベンツやらBMWやらゴロゴロいますが、とにかくまったく見かけない頃です。

欧州車に乗りたい。

突如考えまして。

で、外車の中古車本買ってきたんです。

この頃の外車の中古車市場ってのは実に面白いものがありました。

それは「地域格差」。

需要に応じて、値段が違う。

当時としては不有名な部類だったプジョーとか、シトロエンといったフランス車などは、もうゴミみたいな値段で売られてたんですね。
カローラとか、ともするとミラとかの軽自動車よりはるかに安い!

7万円。とか。ゴロゴロありました。

ベンツ、VWは高かったですが、BMW、アウディもやはりゴミみたいな値段でしたね。フランス車ほどでないにせよ。

で。ベンツです。まだこの頃は縦目でございまして。
すっごいえらそうなフロントグリルしてました。
いえいえ。今よりずっと。

ベンツは、関西ではけっこう高い。まぁ、需要があったんでしょうねぇ。

ところが年式、程度ともどうみてもめっちゃくっちゃいいベンツめっけてしまいましてね。
大阪の中古屋さんでしたよ。

で、電話しました。大阪に。

「まだそのベンツありますか?」

「あー。ありまっせ」。

「なんでそんなに安いんです?年式新しいですよねぇ?」

「あー。お買い得でっせ。二度と出まへん」。

で。新幹線に乗りましてね。
旅費かけたってみあうくらい安いんです。

最高級バージョンなのに59万円でした。


で。見せてもらいました。
すっごい程度もいいんです。

ところが不思議な点も2、3ございまして。

店員さんが説明するんですね。大阪弁で。

「ほら。これごっつ硝子厚いでっしゃろ?これ、防弾硝子なんですわ」。

ぼ、防弾?

「へぇ。ま、特別仕様でんな」。

「そ、そうですかー。防弾」。

おそるおそる聴きました。

「えっとー、前のオーナーさんは?」


「んー。そら言えまへんな。企業秘密でっさかい」。


で。奇麗な車体なのに、後部ドアの下のほうに、へんてこな修理後みたいなのがあったので

「これってなんですかねぇ・・・?」

「あー・・・弾痕・・・かな・・・」。


えー。買わずに帰ってまいりました・・・。