ライステラスを後にして、ウブドへ向かいます。
最初に旅行の計画を立てたときには、ウブドに2泊&ビーチに2泊のつもりでした。
ボロブドゥールのサンライズを観るために変更し、結局ウブドは日帰り観光になってしまったのですが、
バリ島の中でもとても楽しみにしていた地域なのです。
農村風景の中にだんだんとヴィラが点在するようになり、どことなく華やかさが漂ってくると
ウブドの町ももうすぐです。
現地へ向かうクルマの中で、またまたこの後のスケジュール変更。
ウブドでは、毎晩あちこちでバリ舞踊の公演が開催されています。
それを観るオプショナルツアーもあったのですが、このキンタマーニ高原のツアーには含まれておらず、鑑賞の予定は入っていませんでした。
もちろん、とても観に行きたかったのです~!
で、ガイドのSさんに聞いてみたら、今日の日程に追加できるということで、急遽ウブドでの舞踊鑑賞が実現することに~!
それも、一番観たかったレゴンダンスが観れるということで、とくに夫が大喜びです。
ウブド近辺は、農村とリゾートが隣り合っている感じ。
それでいて、なんだかすごくあか抜けておしゃれな雰囲気です。
写真があまり撮れていないのですが、少しだけ写したのがこんな感じ↓
素敵なブティックや美味しそうなお店がたくさん~!
行き交う人もおしゃれでスマートな方が多かった。
軽井沢とちょっと雰囲気が似ているような気がしました。
脇の小道に入ってもとっても素敵なお店や小さなホテルがいっぱい。
またもしもバリへ来る機会があれば、今度はぜひ泊まりたいです。
ウブドに到着してまずは、当初の予定通りに美術館へ。
美術館はいくつかあるようですが、その中のプリ・ルキサン美術館に行きました。
↓ 日本語のパンフレット
美術館の建物↓
お庭がまた素晴らしくきれいです。
展示ホールは3つありました。
順番に中へ~。
展示されている作品は、バリ島の農村の生活を描いたものや、伝説(?)を素材にしたプリミティブな感じの絵画が多かったです。
ささ~っと見て歩いただけで、じっくりと鑑賞はしていません・・^^;
外国人の画家の作品も数多く並んでいました。
美術館内は、フラッシュを使わなければ写真撮影はOKです。
ジャワ島の自然や人々の暮らしぶりに魅せられてこの近辺に棲みついた画家たちはとても多く、
近隣には「芸術家の村」と呼ばれている集落もあるそうです。
そこを訪問して若い作家たちの作品を見て気に入ったものがあれば購入もできる--というスケジュールも
今日のツアーに元は組み込まれていたようですが、舞踊鑑賞などで予定が変わったため、そちらは行きませんでした。
何となく惹かれた作品を写してきたのですが、下の絵は、後で見るとパンフレットにも載せられていました。
ソブラットという有名な画家の作品で、タイトルは「バリの市場」。1955年に描かれました。
この美術館の開館時に展示されて、今も目玉になっている作品だそうです。
美術館を出た後は、ウブドの王宮に移動。
ここはウブドの中心で、付近は人がいっぱいです。
↓ 私たちも記念撮影。
この石畳のところが、夜は舞踊の公演の舞台になります。
道路に面した王宮の出入り口には、今日の舞踊の公演の案内パネルが~。
ウブドのマーケットを散策。
今は、こぎれいなモール風の建物もできていましたが、こちらは昔ながらの市場です。
値札というのが無くて、お店の人と交渉で値段が決まるとか~。
それほど欲しいと思うものもなかったので、交渉体験できずじまい・・。
元々のオプショナルツアーの日程では、本日の観光はこれで終わりで、このあとホテルに戻るのでした。
(夕食もホテル内のレストランのどこかでいただくつもりでした。)
が・・夜の舞踊鑑賞が入ったために、こちらで夕食を済ませることに。
ウブドの街中は高いから、安くて美味しいお店に案内しますと、ガイドのSさんは、クルマを走らせてちょっと町はずれのお店に連れて行ってくださいました。
このお店は入って突き当りの奥に、水田のような池があり、食用の(?)あひるがいっぱい飼われていました。
アヒル達のコミカルな動きを楽しみながらの夕食。
私は、こちらに来て初めてカレーをいただきましたが、美味しかったです。
デザートは、夫はアイスクリーム、私はバナナのフライをオーダー。
さて、食後は王宮に戻り、いよいよレゴンダンスです。
客席は、地面に折りたたみ椅子が並べられているのですが、次から次へと観客が入って来て、あっという間に満席に。
椅子の無い人は地べたに座られていました。
↓ 入場券兼パンフレット
毎週日曜日の夜は、このグループが出演しているようです。
初めに ガムランの演奏があり、続いてダンスが始まります。
プログラム(簡単なチラシのコピーのようなものですが)の日本語版をいただいていたので、それを見ながら鑑賞。
↓ 「大きな傘」という意味のタイトルのダンス。
傘を持った男性は神様の役、お供え物を手にした女性は村人の役だそうです。
↓ こちらは男性の舞踊。王様に仕える家来の踊りだそうで、女性の踊りとはまた違った力強い振付です。
以下、写真を並べておきます。
今日の午前中に観た「バロンダンス」、そしてこの「レゴンダンス」、さらに翌日には「ケチャダンス」と、バリ舞踊の主なダンスを3つ楽しむことができましたが、「レゴンダンス」がいちばん美しく見ごたえがありました。
ウブドの王宮では、毎夜、日替わりでいろんな種類のバリ舞踊が踊られ、また、ここ以外でも舞踊の公演が催されています。機会があれば、他の曜日にも観に行ってみたいです。
公演後、クルマでホテルへ。
ウブドからジンバランまで、1時間半くらいかかります。途中でスコールにあいました。
ホテルへ戻ってからは、お部屋の冷蔵庫のビンタンビールを頂きながらのんびりと。
明日は、とうとう最終日です~。