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道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

沖縄レポートその1

2007-03-04 | Weblog
週末は沖縄に行ってまいりました。
いよいよ春彼岸近し。直近の様子をご報告いたします。

まずは空港より「太陽の花」沖縄県花卉園芸到着。

この日の出荷量約7、000ケース。
ピーク時には25,000ケースの物量が集まります。

早速、園田部長に春彼岸向けの状況をお聞きしました。

出荷計画は菊全体で前年対比99%。
内、大菊は白の要望も高く「精興の誠」が昨対130%の増量。
大菊の割合は白27%黄63%赤10%となっております。
黄の主は「太陽の響」組合育成品種で、蕾が咲くほど色が冴えてくる品種。

一方、小菊は・・・・
全体で97%とほぼ前年並み。色割合は白30%黄40%赤30%といった具合。
白は組合育成種の「つばさ」がほとんど、黄は「秋芳」「金秀」「太陽のかりゆし」
赤は「沖の乙女」「さくら」がメインで
今後主力品種となる「太陽のあさひ」「太陽の恋心」が入る。

作柄状況は・・長期的な雨も少なく、病害虫によるダメージも軽微。
温暖な天候ではありますが、朝夕の気温が下がっているため
極端な前進開花はない様子です。1日前進とお聞きしましたが・・
早い話、ドンピシャリなのですね!

1・2月は暖冬の影響で、東北方面の小菊の需要が大変活発だった
関西も山陰方面で昨年以上に動く冬であった・・そうです。

今彼岸は、ほぼ前年並みの出荷量ではありますが
雪の少ない方面や全国的に注文が増量しているため、不足感があるのではと・・

セリで狙われる花屋さんは注意が必要かもしれませんね。

で・・順調な菊類を見に中部・読谷村へ向かいました。

前回も触れましたが、米軍の滑走路があった場所です。とにかく広い・・


「沖の乙女」の圃場。丈も葉も良く順調そのものです。

今回圃場説明いただいた、営農指導課長 金城さん
お忙しい中ありがとうございました。

さて、この読谷村で8割が平張りハウスで
組合全体の25%を占めるそうです。

広大な滑走路跡地ではありますが、地権者の絡みもあってか・・
住宅に密接した状況になっております。農薬の問題など地域住民の関心も高く
風向きを見ながら散布する対応を実施されてます。
この地区は・・
平張り2万坪、ダッジ(オランダ)式2万坪あり現在も4棟建設中との事。
読谷村地権者限定の施設だそうです。


露地の圃場も順調そうです。品種は「秋芳」

中国の経済発達で鉄鋼の価格が上昇しています。
全国で滑り台のステンレスや鐘などの盗難が多発しているようですが・・・
沖縄では露地の圃場もターゲットになり、盗難の被害が報告されているそうです。
人の痛みをワカラナイ輩が多いことに・・心が痛みました。

農業とは色んなものとの戦いです・・

nakaya
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