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道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

飛騨マムについて話しましょう

2011-10-20 | 岐阜県

ダリアのような存在感で華やかな色合いの菊・・「飛騨マム」


いったいどのような場所で作られているのか・・
気になるので、

早速アポをとり現地へと向かいました・・



岐阜県の北部、高山市。面積は実に東京都と同じだから驚きです。

高山市中心部は江戸時代以来の城下町「飛騨の小京都」ともいわれ
古いたたずまいの建物が、あちらこちらに点在します。
町は綺麗に整備され、日本の原風景を残す町として、日本国内はもとより海外からも
多くの観光客が訪れます・・・

名古屋から乗車した特急には、
後ろはイタリア人、横はドイツ人、
少し前は、中国人(もしかしたら香港)の多国籍な車内・・・賑やかでした。

さすがミシュランガイドにて3つ星効果なのですね。






そんな高山市内で、菊の生産者は87名
そのうち、5名の方が「飛騨マム」を作られております。


JAひだの田中さんの案内にて、到着したのは・・
標高700mの場所で、24棟のハウスを持つ



飛騨マム研究会・代表、JAひだ花卉(かき)出荷組合長の岩水さんにお会い致しました。


約4年前から栽培をスタートさせて、本格的に出荷が始まったのは昨年。
「レジェンドマム」の名称でスタートしましたが・・・
名称からマムが想像しにくいとの意見もあり

今年から
飛騨の土地で作っていることと、和モダンのスタイルをめざし
「飛騨マム」として再スタートしました。

昨年、9万本の出荷量実績、今年は14万本。約1.5倍の生産量になったそうです。

ここで作られる品種は、おもに大輪種系を中心とした20数品種

中には
弊社と交流のある、愛知・赤羽根の根木さんの育種マムが多数含まれております。
飛騨にしかないものがいっぱい・・


思えば4年前・・・
事務所で試作品と言われ見せていただいた品種が、
現在畑にあると思うと・・・感慨深いものがあります。



一言で大輪といっても・・姿や特性は千差万別、多種多様・・・


レオン


プリティリオ


ハリケーン

それぞれに癖があり一筋縄ではいきません
まぁ大変ですが、向き合うことに喜びを感じること多いし楽しいと・・岩水さん。

圃場で咲かせていくのはかなりの時間と手間を要します。
価値観をご理解いただける方々に、
ながく可愛がっていただきたいと話されていました。


8月の高温期でも、2週間の日持ちデータがあり
中には1か月持った品種もあるそうです。

今後は、この日持ちを武器に
装飾系や婚礼などにアピールし、ダリアのパイを取り込んでいけたらとの事でした。




現在、店頭で販売させていただき
多くの方にご利用いただいておりますが

デザイン関係の方々は、すでに装飾や婚礼に使われてるとか・・


あるお客さまにお話を聞いたところ・・

「ダリアの代わりとして使ったけど、日持ちが違うので、
これからは「マム」と案内して使います!」   

と貴重なご意見頂きました。



ありがたいですね
今後もこの様な意見を、産地に届けていければと思います。







ジェニーピンク


グリーンベリー

大輪系ばかりではありません・・
ピンポンも、希少性の高い色ものを中心に作られております。
高冷地ゆえに、引き締まりがっしりしたピンポン。
高品質です!




出荷時期は、7月中旬から11月いっぱいまで。
(12月以降は雪のため出荷がないそうです)


特設コーナーにてしっかり説明しながら
残り数週間。大切に販売したいと思っております!

何かご不明点は店頭にてお尋ね下さい!



バラを作りながら「飛騨マム」を作られる、すごい方・・・清水さん



職人・岩水さん

食事会にもお誘いいただき、ゆっくりお話することができました。

皆様ありがとうございました。

また、お伺いいたします!!












nakaya


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