シーズン折り返しを迎え、後半戦に入った紀南のかすみ草
3月繁忙期を前に現地に行ってまいりました。
昨年よりも少し遅め
梅の花が咲き始め、一大産地の山々が白く薄化粧されてきましたが
この2月は温暖な田辺も、かなり冷え込んだようです。
チースのハウスが凍りつくような寒さもあったとか・・
記録的な大雪をもたらした例の寒気は、幸い田辺までは下りてこなかったため
雪の影響はなかったとの事です。
現在、管内の出荷品種は
マリーベール、エクセレンス、アルタイルの三本柱
今期導入のエクセレンスは、
純白の大輪種で存在感あるかすみ草
ガッシリとしていながら使いやすさもありで、白でも染めかすみとしても
店頭で人気のある品種です。
そのエクセレンスのハウス。部会長の福田さんにお聞きしました
エクセレンスは割と省エネ品種で、気温が低めでも伸びていくそうですが
枝張りが他の品種と違うため、下位等級の発生率が少なめかな・・と
出荷時の花落ちがやや気になるけど
全体的には、田辺に向いてる品種かなと話されておりました。
マリーベールも同時進行
2月の低温で進みが遅かったけれど
この3月、気温が上がると一気に進んじゃうね・・
4月の分もあるので、うまいこと調整かけていかないとね・・と
どの時期も、気温との戦いなのですね
3月は、いまのところ順調に出荷がありそうですが
順調すぎると・・4月前半に穴が空きそうな様子です。
チースも2月下旬から気温があがり順調のようです。
主軸のサンデーバイオレットも、彼岸の準備OKですね。
管内、唯一のダリア生産者、鈴木さん。
今年は、かすみ草をやめて、ダリアに絞り込んでの出荷です
丁寧に良い品物をつくり出す鈴木さんのダリア、注文率がとても高いのです・・
(しっかり加温しなくてはいけないので、重油代も相当かかるそうです)
鈴木さんのかすみ草復活、楽しみにしております。
概ね、この3月は順調な紀南の花たち
彼岸、歓送迎などなど
よろしくお願いいたします。
nakaya