ROUTE1100

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道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

飛騨マム

2013-10-22 | 岐阜県

先週末
岐阜県高山市、飛騨マムの産地に行ってまいりました。

市場から高山に向かうルートは主に3通り

新幹線で名古屋→ワイドビューに乗り換え高山着
所要時間は約5時間。

飛行機で羽田→富山。タクシーで富山駅
ワイドビューで高山へ
所要時間は・・乗り換えがバッチリなら4時間
ただ空港に早くに向かう時間も考えなければいけません

車で市場→都心→中央道→松本から一般ワインディングロード
所要時間は5時間30分。気合が必要です。

他に高速バスなどの選択もありますが

やはり、繋がりもスムーズな新幹線に頼るしかありません。

今回も、ワイドな視界の列車に飛び乗り向かいました。


JAひだ農業まつりの真っただ中・・
時期が悪くすみませんでした





この日、飛騨マムの生産者&JAひだの田中さんは
アイスクリームを販売するミッションを任されていたのでした



ミルクたっぷりのアイスクリームは
子供や女子に大人気!!
盛り上がっておりました(笑)




まずはここで記念撮影

飛騨マムの生産者は現在4名
今回、一名かけておりますが・・
少数精鋭の腕利きの生産者です。

左から・・
最年少にして菊の部会長である野谷さん。
セクシャルバイオレットNO1を歌わせたら右に出る方はいません・・・笑

お隣は
岩水さん。先代の部会長。存在感あり飛騨マムの看板的生産者でもあります。
3年前
ほぼ飛び込みのような形で岩水さんのところに向かったときは・・
半端ないオーラと鋭い眼力に負けてしまいそうになりました。

でも根は真面目でとても研究熱心なお方。
現在はおかげさまで・・信頼関係で結ばれております。

そのお隣は・・
イケメン生産者 清水さん
バラの生産者でありながら・・マムの生産もこなすという
全国的にみてもそうはいない貴重なお方です。
丁寧な仕事で、確かな品質を提供して頂いております。

そのお隣は・・
JAひだの担当者、田中さん。
全ての窓口をお願いしております
穏やかで頼もしい力持ち。
いつもお世話になっております!!

飛騨牛やおいしい出店ひしめくなか・・

まずは・・
祭りを抜け出し
圃場へと向かいました







今期は
春先の異常低温と

600m程の標高がありながら
30度を超える猛暑により

作付、生育面で大きな遅れがでてしまいました。



そのため、当初ボリューム感やガッシリ感不足が続き
市場内の飛騨マムファンも心配するほど荷姿でありましたが・・

10月に入り、ようやく本来のスタイルに戻り
大型の品種を中心に、各種花屋さん&デザイナーさんに支持されております。







部会長・野谷さんの圃場
試作品種や出荷の終わったハウスには
宝箱の様に貴重な品物があふれておりました。





こちらのマムは
放置し咲かせた品種。季咲きの美しさを満喫できる大型の花。

色加減や、花形など
絶妙な品物です。

現在、出荷の予定はありませんが
来期、評価次第では季節限定で見込まれる商材かもしれません。

なお・・
この品種は弊社にて展示しておりますので
ご意見ご感想などいただけるとありがたいです。





岩水さんの圃場は
グループの中で一番高い標高

冬は、この一帯2m越えの積雪があり
ハウスは通常より3倍設備費の高い骨太のパイプで構成されております。



この夏は異常なまでにアブラムシが多かったとのこと

アブラムシ対策で
この咲いてる状態に薬をかけると花が焼けてしまいNG
燻蒸にしてはほとんど効果がないという状況。

ここまで綺麗に咲いていても
出荷できないものが多数あるという事実・・・

皆さんにお伝えしたいと思います。

それだけ
ブランドイメージを下げない様
厳しい選別をしつつ出荷する事は 、
手塩にかけたものを切り捨てていく

その上での品質担保なのです。







岩水さんのところで
12月の年末需要までの出荷を目指して準備中です。

夜温が一桁代まで落ちてきたこの頃
寒さに強いマムを育てております。

あとは・・
秋以降の天候とにらめっこの日々です。






出荷作業忙しく
祭りに参加されていなかった
最年長の小坂さん


野菜から、輪菊・・
職人農家さんです。

新しいものや
おすすめはいち早く連絡をしてきてくれる小坂さん

何事にも前向きな姿勢に頭が下がります。


色とりどりのピンポンマム



迫力満点のレオンが
出荷を待っておりました。







最後に
清水さんのハウス








早めにネットかけ開花を待つスタイル

バラとの兼業により
休むことはほぼできないとの事

体を壊さず、マムも後半戦
よろしくお願いします。







さて・・
駆け足で4者の圃場を巡ってまいりましたが
4名それぞれの個性が絶妙に重なりあい
ともに研究することで
現在のマムブームをけん引しているのだと痛感いたしました。



菊だとかマムだとかではなく

そのものの存在感と日持ちの機能があるから使いたいのです

という方増えてます。





我らが飛騨マム
後半戦に入りました。

いつもの場所で、いつものように素敵なマムに会えますので
是非お立ち寄りください。




関係者の皆様
お忙しい中、ありがとうございました!




















nakaya


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