ROUTE1100

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道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

石巻へ

2011-05-17 | 宮城県

先週末、宮城県入りし、再びボランティア活動に参加してきました。

今回は、会社メンバーでチームを作り、石巻にて活動です。






震災から2ヶ月が過ぎましたが、まだまだ街は片付いておりません。



道などの導線は、早くに確保されたため、ほぼどこでも走れ交通量も相当なものです。
交差点は全国から集まった警察官が立ち、誘導されております。
同時に警官が多くいることで、治安もだいぶ良くなったとか・・

しかし、いまだ電気や水道、ガス・・インフラが整備されていない場所が多くみられます。

川沿いを覗いてみると、地盤沈下の影響からか水面がとても近く感じます。

海抜0m、満潮時の水位上昇が深刻な問題に。
船の行き来だけでも、堤防を越え水が溢れる場所があるとの事。

水との戦いはいまだ続いているのです・・
関連ニュース→NHK



今回、泥出し作業をさせていただいたお宅は・・
2m50cm程の津波被害はうけたものの
なんとか家屋の倒壊はまぬがれました・・

しかし、重油や色んなものの混ざった海水は、敷地内にとどまらず、室内まで侵入

厚さ数10cmの層となっておりました。

1波、2波と押し寄せた汚泥が、地層の様になっております。

愛知から参加された4名の方も合流し
合計9名での作業。

油の混ざった土はとても重く、移動するたびに腰に負担がかかります・・
暑さも手伝い、マスク着用の作業は汗だくになり、困難を極めるものでした・・・

作業は黙々・・・と自分との戦い、
色々見つめ直す良い機会にもなります。

そして微力ながらも・・
誰かのお役に立てる事が、とて尊い事なんだって思える自分がいるのです。
きつい作業ですが・・
ボランティアを通して得るものは、計りしれません・・




汚泥を取り除いた下には、
幼虫や綺麗に花を咲かせた植物をいくつも確認。
こんな環境の悪い中でも、力強い生命力・・

力を頂きました・・・



奮闘すること6時間。
9人がかりで、重機が入れそうなところを除き、全ての泥出し完了。

復興が数時間でも早やまるお手伝いが出来た事
とてもうれしく感じております。


家主の方が別れ際にかけてくれた言葉

「助かった・・また明日からがんばれる。ありがとう」

涙が出そうなくらい、ありがたかったです。


頑張ってください。応援いたします・・とお別れいたしました。

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石巻ボランティアセンターでの話によると
ゴールデンウィーク明け、ボランティアの人数が激減したそうです。


まだまだ、がれき撤去や泥出しの順番待ちをされている方が多いとの事。
時間と人手を必要としています。

再びとは云わず、三度・・
今後も長く活動してまいります!





追記
現地では、石巻花卉園芸・立花社長、専務に大変お世話になりました。
お忙しい中、ほんとうにありがとうございました。


今や復興のシンボルマーク、
あまりにも有名なインパクトのある看板。

立てられたのは黒澤さんという方。
土台だけ残ったこの場所は以前・・ご自宅があったそうです。

大地震当日の黒澤さんは
海岸沿いを走行中、津波に遭遇されたそうですが
とっさに車を乗り捨て、近くの松の木によじ登り一夜を明かし何とか一命をとりとめたとの事・・・

魂こめられた看板に、どれだけ多くの人が勇気をもらった事でしょう。
地面には「復興するぞ!」の文字が追加されました。
きっと空からもこの文字がはっきり見えるのですね。

僕らも一緒に頑張ります!!


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宮城県災害ボランティアセンター →→→ サイト
  
    力仕事に自信のない方でも大丈夫。様々なニーズ(作業)があります。
    ☆家財の洗浄、清掃、避難所での話相手、写真の洗浄ほか

    例えば、南三陸町サイトへ  →→→ 「がんばっぺ南三陸町」


福島県災害ボランティアセンター →→→  サイト


岩手県災害ボランティアセンター →→→  「ずっぱりボランティア いわて」サイト


    水害ボランティア作業マニュアル →→→  PDFファイル





nakaya


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