年末のかすみ草に関して

１２月も中旬に入りました。
商材に関する問合せも多数いただいております。

特に多いのはかすみ草に関して・・年間の看板商品なので当然ですが

例年ですと、年末用かすみ草の発注を済ませ、ヤレヤレと一息ついている頃ですが
今年はご案内するまえで立ち止まっています。

何故このような状況か・・・現地の報告もありましたのでご説明いたします。

今年の紀南地方は、夏の定植時から高温が続き、
苗の生育に大きな影響（ダメージ）を受けてしまったそうです。
また１１月下旬からの冷えこみにより更に生育不足に拍車がかかったとの事。

そして、昨年より続いている重油高騰も大きな障害になっています。

通常この時期のかすみ草は、丈が１ｍに達し、
L品を７０ｃｍ辺りで切り、残り３０ｃｍでS、２S、Mを切ります・・・・が
今年は現段階で８０ｃｍにも満たない状況。
従って下位等級の発生率が悪く出荷量が増えてきません。
下位等級で本数を稼ぐ為、数字以上に少なさを感じます。

本年度の生産面積は前年比９０％、
この年末の現段階での予測は前年出荷数７０％。
ほぼ４割出荷減の深刻な状況にあります
今後、天候の回復や暖房の問題をプラスに考えても・・・
３割減にとどまれるかどうかといったところです。

あと一週間では劇的な回復は厳しいでしょう。

紀南かすみと２０数年の取引実績になりますが
前例が無い年末を向かえようとしております。

以上の現況ふまえ・・
この年末かすみ草は激減です。（紀南の状況です）
他産地もあまり良い話は聞こえてきません。

白が少なければ、染め色かすみも増えません。
お待ちいただいている方には大変ご不便、ご迷惑をお掛けしておりますが
何卒、ご理解のほど宜しくお願い致します。

できる範囲の努力はしてまいりますので・・



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