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道はひとつなり・・・・・BY 中央花卉

花きセミナーin遠野

2006-09-02 | Weblog

花巻駅より車で1時間あまり
日本のふるさと遠野に到着!!
普段の行いが良いせいか・・最高の晴れでした(笑)脱・雨男です!

青い空、緑 blue in green♪と昔、桑田さんが歌っていましたが
まさに青と緑の世界!
澄んだ風景を見ると癒されますね。


さて今回の遠野入りは・・
岩手県農業改良普及センター所長 四戸さんよりお招きを受け
遠野地方花き研修会主催、花きセミナーに講師&デモで参加の為です。
主な内容は
1、圃場にてトルコギキョウ試作品種の検討
2、トルコギキョウの使われ方とは(デモストレーション)
日量30ケース販売する中で、感じたままをお伝えするのが目的です。

研修会前に・・まずは集荷場見学。

約400ケース、全量大田に出荷されます。
夜温が20℃をきり、一段と引き締まってきたようです。


その後、四戸先生の案内で、道の駅「風の丘」を見学。
一枚羽の風車が目印、展望デッキからは
六角牛山や猿ヶ石川が一望出来ます。
岩手県内27箇所ほどある道の駅の中で、売上げも断トツで
一番花を売っているそうです。ちなみに花の販売額は全体の3割とか・・
平日でも満車状態でした。

見学をしてみて正直、断トツに売れる要素が解りませんでした・・
価格はとても魅力いっぱいなのですが
観光客に購買意欲を湧かせるものは何なのか・・
僕らの考えている陳列のフェースやボリューム感など
まったく違う次元で販売されているが・・もの凄く売れている。
僕らの固定観念は、ここでは無用のものであると感じました。

通勤者の購入が多く、続いて観光客だとか・・
道の駅のコンセプトに合った販売方法が、多くの人に受入れられている
通りすがりに花を買う原点を見たようです。
とても貴重な体験でした。

さて、犬亦さんの圃場に移動しセミナーの始まりです。

45品種の試作品を一つ一つ生産者の皆さんと検証
弊社の斧田が傾向などを説明しました。
トルコギキョウの需要は葬儀、婚礼、量販、一般小売と幅広く
絞込みは非常に大変です。それだけ生産者の方々も真剣です・・
期間、軸となる品種の決定も悩みどころです。


場所をJAとおの上郷支店に移し
トルコギキョウを使ったデモストレーションを行いました。

テーブル花とスタンドを斧田が担当
ブーケを僕が担当いたしました。
時間がおしているせいか20分程での作成となりました

圃場から切られたトルコギキョウを水揚げし使用。
目の前で刺身のようなもの、とっても贅沢です。
質疑応答を交えながら作業・・
生産者はトルコ以外の花材に質問が集中いたします。
木イチゴ、アナベル、染めかすみに興味があった様子。

出来上がったブーケをお渡しすると
手にする方は皆、満面の笑み・・花嫁のようですよ

デモ終了後、品種についての話を時間一杯行いました。


最後に皆さんと記念写真

とても暖かな研修会でした。研究熱心な生産者により
遠野のトルコの品質は保たれているのと実感しました。

手をかける事が売りですが、大田市場で行ったアンケートでは
ピンチしすぎる、自然の姿が失われている。等の声があったようです。
様々な意見は生産の糧になると、前向きに捉えられていました。



素晴らしい自然の中で作られるトルコギキョウ
作り手の優しさが染み込み、花ひらく様です・・・

四戸先生、皆様
ありがとうございました。

nakaya

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