大通りにあった「珠江飯店」。菜香グループの原点となったお店だ。 コンクリートのビルにする前は木造の2階建てで、よく通ったもので……。 それが突然の閉店。 ああ、嗚呼、これから私はどこに行けばいいの…状態に。 それからしばらくして「彩園」という店が跡地にオープンした。(冒頭の写真) 店名を書いた大きな看板を見て「ん?」と思うところ、ありませんか? 私が気づいたのは、その書体。 どこかで見た「彩」の文字だ。 こちらは同じ大通りにある「彩香」(サイカと読む。サイコウではない) どうです、両店の「彩」の書体がそっくりでしょ。 これは姉妹店に間違いないはず。 「彩園」オリジナルのクリスピーチャーハン。 こちらは「彩香」オリジナルのクリスピーチャーハン。 「彩園」フカヒレ入りトクトクセット、3990円。 こちらは「彩香」フカヒレ入りトクトクセット、3990円。 文字や写真の位置が微妙に違うが、同じものだ。 「彩香」のホームページを見ても姉妹店が出てこないのだが… オープンしてしばらくした頃、ランチサービスが始まった。 しかし850円という値段がちょっとね…。 で、しばらく足が向かわなかったのだけれど、これではいかんと思い直して先日、ランチをしに出かけてきた。 入店してまず感じたのは、従業員の接遇の良さ! まずオシボリ、これをちゃんと手渡してくれた。 そしてポット入りのお茶。 料理が出てくるまでの間、何度も継ぎ足して飲めるので、これは嬉しい。 でもまあ、850円のランチだからね、当たり前か。 とか、思いながらポットの絵柄を眺めていたら、「あれぇ?」と気になることを発見。 この模様、どこかで見たことが… これは「珠江飯店」の食器。 一瞬、同じものかと見間違ってしまった。 そして、これは「菜香新館」の食器。 やはりグループの「珠江飯店」と同じものを使用している。 ということで、「珠江飯店」・「菜香新館」のは花柄、「彩園」のものは野菜柄。 主題は違っているものの、なんだか雰囲気がそっくりだな。 しかし、なんだかなぁ、なんかまだ気になるなぁ…と思い続けて数週間。 そして本日、私の写真フォルダーの中から、こんな食器を発見した。 これは一時、「菜香」グループにいた「私家厨房 菜」の食器だ。 野菜柄である。 まったく同じではないか。 既製品の食器で、偶然、同じものになったのかなぁ… 注文した「牛バラ肉と大根の煮込み」が運ばれてきた。 『お待たせいたしました、牛バラと大根の煮込みでございます』とお姐さん。感じが良いぞ。 昔ながらの小型店では、ドンと置いていくだけのところもまだまだ残っているなかで、結構まともな応対をしている。 こんな風に出してくれたら、それだけで味わいが10%増しになるのだ。 まずは牛バラ肉から取り掛かる。見た目、固そうだったのだが、箸を入れたらホロホロと簡単に切れる。かなり柔らかいぞ。 そしてタレ。八角の香りがフ~ンと漂ってくる。ひと口食べてみると、そこそこ美味しいではないか。 大根、ニンジンもそれなりに柔らかく煮込まれているが、もう少し味がしみ込んでいると良かった。 最後は残ったタレをご飯にぶっ掛けて食べる。こういうのも楽しい。 食後の杏仁豆腐。これは昔ながらの寒天タイプのもので、好きじゃない。 最近は「一楽」とか、「獅門酒楼」とか、「好々亭」とかのデザートで口が肥えてきているので、これはちょっと……。 ところで、クリスピー炒飯の「クリスピー」って、なに? 最近流行りの「クリスピー・クリーム・ドーナツ」なんていうのもあるし、クリスピー・ピザとかクリスピー・チキンもある。 クリスピーの動詞は「crisp」。 辞書をひくと、こう書いてあった。 ━━ a. ぱりぱり[かりかり]する; もろい; 新鮮な, できたばかりの; (空気が)さわやかな, ひやっとした; きびきびした, 歯切れのよい, ぱりっとした, 簡潔[端的]な, 明確な; (髪などが)(きちっと)カールした, 縮れた. ━━ v. ぱりぱり[かりかり]になる[する]; 縮れる[らす]. ━━ n. ぱりぱり[かりかり]する状態; 〔英〕 (pl.) ポテトチップ. crisp・bread (甘味料無添加の)かりかりのビスケット. crisp・ly ━━ ad. crisp・ness ━━ n. crisp・y ━━ a. crisp・i・ness n. クリスピーとは食感がぱりぱりしていて、砕けやすいことなんだろうね。 それが炒飯の中に投入されている「おこげ」なのだろうか。 この料理は横浜中華街のなかで何軒か出している。 市場通りの「四五六菜館」。 やはり、おこげが入っている。 南門通りの「王興記」でも見た。これがそのメニューだ。 【参考】 「彩香」オープンの時の記事 →コチラ ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ |
平日で850円は高めでしょうけど。
ここは休日になると950円のセット
メニューに変わってしまいます。
近頃、休日になると1000円前後の
ランチに切り替える店が増えています。
関帝廟通りの南門シルクロード近傍の
お店は1000円ランチだらけになってます。
平日ランチのお客は近隣で働く人々がかなり多いと思います。
そういう人たちをリピーターにさせるには、
もう少し低価格でなければだめでしょうね。
平日でも900円台のランチを出すところがありますが、これは観光客向けでしょう。
中華街周辺で働いている人たちを、関内や元町に向かわせずに、せめて週3回は中華街でランチをしてもらわなければ…
独立したんですか。
やっぱり、姉妹店なんですね。
「彩」の文字のつくお店
実は市場通りに「彩鳳」もあります!
3店舗とも台湾の方が営んでいると思います!
お久しぶりです。
彩の字のつく店、気がついていました。
でも、字体が違いますよね。
どうなのかなぁ