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2008年2月9日、中華街大通りにあった「楼蘭」跡に「彩香」がオープンした。入口の装飾などはかなりユニークである。遅ればせながら一昨日の昼、ランチを食べに行ってみた。 内部は、モダンな雰囲気の「楼蘭」から、かなり中華っぽい造りに変わっていた。中華風の窓には、花鳥を描いたスリガラスがはめ込まれているし、「楼蘭」時代から特徴的だった壁には巨大な鯉と花が描かれて、これはこれでいい感じに仕上がっている。 各テーブルには取り皿が数枚、あらかじめ置いてある。 ということは、私の経験からしてたぶん良い店なのであろう(と思う)。箸は竹製の高級そうなものだし、爪楊枝も1本ずつ袋に入っている。老舗の大店といった感じだ。 午後1時30分を過ぎていたが、1階フロアはほぼ満席に近い。着席するとすかさず女店員がタオル地のオシボリを持ってきてくれた。 周囲のシートは、どこからもタバコの煙が昇っていない。酒を呑んでいるお客も数人いるのに不思議だな、「これは、もしかしたら禁煙なのかな」と密かに思う。(あとで分かったのだが、実は禁煙ではないのだ。たまたま喫煙者が一人もいなかったのである) さて、今週のランチメニューはこれだ。 1.厚揚げ豆腐炒め(650円) 2.豚肉の味噌炒め(650円) 3.ピーマンと鶏肉の炒め(650円) 4.エビのチリソース(850円) ※ライス、スープ、ザーサイ付き ここから1番を選んだ。 ![]() 家常豆腐が来た。厚揚げのほかに豚肉、タケノコ、キヌサヤを炒め、麻婆豆腐に似た“ひき肉入りのあん”で絡められていて、見るからに旨そうだ。 三角に切った厚揚げに、コクのある辛い“あん”が染み込んで、なかなか味わい深い。この厚揚げと豚肉の合間に齧るキヌサヤもショリショリとしていて、これまたいい味を出している。 調和の取れた味付けだ。最後に残った“あん”を舐めるようにして完食。 スープもウマイ。冬瓜、シイタケ、玉子のほかに、細かく刻んだ多種の具が入っており、みんなの総合力で旨みのある一品に仕上がっていた。 隣のテーブルでは熟女4人がメニューを見ながら、何を食べるか延々と相談をしている。 10分ほどしてようやく品が決まったようで、女性スタッフを呼んで注文。 熟女『焼きそば2つと、炒飯1つと、叉焼麺を1つ、お願いね』 店員『当店の焼きそばはコッテリしていて、女性のお客様一人で一皿はきついかもしれませんよ』 熟女『じゃあ、焼きそば1つ減らして、炒飯を1つ増やす?』 店員『先ほどのお客様も炒飯を食べて量が多いねって仰っていましたよ』 熟女『そしたら、焼きそば、炒飯、叉焼麺、五目そばにしようかしらね』 熟女4人はあくまでも4食にこだわっている。4人できたから4食注文しなければいけないとの思いにとらわれているのだ。 そこで店員が助け舟を出す。 『4名様で3つにしておいたらどうでしょうか。足りなければ、追加注文していただければいいのですから』 なんという配慮だろう! 食べきれなくたっていいからどんどん注文してよね、という姿勢ではないのだ。「追加注文お断り」という店とは雲泥の差だ。 もうこれだけでリピーターになってしまいたいくらいである。 ![]() 食後は、予期せぬゴマ団子が運ばれてきた。 「これはサービスです~ ![]() この団子はこれからも先、ずう~っとランチに付けるわけではなく、オープンを記念した今だけのサービスだとか。けっこう、美味しいです。 帰りがけにレジで「どこか他所でお店をやっていて越してきたんですか」と聞くと、こんな答が返ってきた。 『ほかの店で料理をやっていた父が新しくここに店を出したんです』 レジの女性はオーナーの娘さんだった。どこでやっていたのかは聞きそびれてしまったが、先ほど大珍楼の社長にソックリな男性が厨房に入って行くのを見かけたので、もしかしたら… ![]() 店の横にはお祝いの花が飾られていた。右側は「台北駐日経済文化代表処」のもの。中華民国の外交の窓口機関で、実質的な大使館や領事館の役割を果たしている所だそうだ。 そいえば、店内には渡辺ミキからの花も飾られていた。 すごいところからお祝いが届いているんだね。 ![]() 「ハマる横浜中華街」ランチ情報はコチラ⇒ ![]() |
休日になるとどうなるのか気になるところです。
いってみよ。
そういえば、私が入ったときにいた店員さんは、すべて女性でした。それだけでもポイントが高い!
知り合いでも何でもございませんが台湾と聞けば自然と反応してしまう体なもので失礼します。
駐日経済文化代表処は一度ビサの関係で訪問したことがあります。白金台のいい所に事務所を構えています。
ところがフレンドリーな人が多い台湾人の中にあって、代表処のお役人はタカビーで評判はあまり芳しくありません。台湾への留学生もここで就学ビサを取るわけですが、喧嘩してくる者もチラホラいて、ジョーク半分で「台湾留学の第一関門」とも言われています。
で、許氏は結構長く代表処を勤めてらっしゃって、
日本語で読むと「ゆるさん」と読めるので、忘れにくい存在です。
ゆるして(笑)
いつも貴重な情報をありがとうございます。
>日本語で読むと「ゆるさん」と読める
笑っちゃいました。なるほどね、そう読めます。
本当にとっても良い人達なんですよ~
実はまだランチに行ってないのですが、美味しそうです。
さっそく行かねば。
前々からお願いしようと思っていたのですが、
酔華さんのblogをリンクさせて貰ってもよろしいでしょうか?
今日もランチに行ってきました。でもねえ、隣席のタバコが…。
これは、ここに限らないのですが、私はランチを食べるときだけは分煙にしてほしいと思っているのです。
リンクは、もちろんOKですよ。これからも、よろしくお願いします。