「一楽」で女子会

１２月２８日、仕事を終えて少し立ち飲みしたあと、年末年始の食材を仕入れるため、「一楽」の炭火焼チャーシューを買いに行った。 　というよりも、本当は「金陵」か「同發」の皮付きが欲しかったのだが、大変な行列で諦めてこちらへ回ってきたという経緯なのだ。 　ドアを開け足を踏み入れると、左側のシートに座った美女の一団が酒を呑みながら、談論暴発、談論風発の真っ最中！ 　 　〈最近の若い娘たちはすごいなぁ〉 　なんて思いながら、「チャーシューを…」と言いかけたところで、軍団の一人と目が合ってしまった。 　「これはヤバイ！」と感じたが、時すでに遅し。 　「あらぁ、酔華さんじゃなぁい、こっち、いらっしゃいよぉ～。いま女子会やっているところなのぉ～」 　 　よくよく見れば、メンバーは女将さんをはじめ、あの方やこの方など、横浜を代表する有名ブロガーたち。 　 　ということで、女子会に拉致、ご招待されてしまった♪ 　ビールをご馳走になったうえに、毛ガニのお裾分けまで頂いちゃって感謝、感謝です。 　いやぁ～、それにしても参ったなぁ…。 　美女軍団に囲まれてあがってしまうし、さらにこちらに来る前に立ち飲みで呑んできた３合の日本酒が、暖かい店に入ったため一気に回ってきて呂律も回らなくなるしぃ～。 　最近は酒が弱くなってねぇ、記憶がぶっ飛んでしまうことが多いの。 　呑んでいる最中は多分ちゃんと話していると思うのだが、あとになってみると話の内容を全く覚えていないので、〈余計なこと喋ったんじゃないかなぁ〉などと、ほんとに心配…。 　だから、いつどうやって女子会を辞したのかも不明…。 　次の記憶は石川町駅改札口に立っている自分の姿だった。 　 　それからまた記憶が無くなり、そして気が付いたら、駅前の居酒屋で酔いつぶれていた。 　というか、カウンターに突っ伏して寝込んでいるのを店員さんに起こされたのだ。 　 　正気に戻ったのは翌朝、自分の寝床の中だった。 　フラフラと起き上がり、酒臭い息を吐きながら、クロワッサン、ミネストローネ、ハムエッグの朝メシを食べる。 　私：「昨日は帰りに一楽に寄ってさぁ…」 　妻：「知ってるよ」 　私：「え？」 　妻：「チャーシューを買おうと思って店に入ったら、あんたの読者やブロガーさんたちが居たんでしょ」 　私：「そうだけど……」 　妻：「そうしたら女子会に呼ばれて、彼女たちと呑んで来たんでしょ」 　私：「………」 　妻：「さらに毛ガニまでお裾分けいただいちゃってね」 　私：「よく知ってるなぁ…」 　妻：「そのあと駅に行ったら電車が止まってて、動くまでの間と思って居酒屋に入ったでしょ！」 　私：「えぇ～、何で知っているの～？　すごいなぁ！」 　妻：「あんたが昨日、寝る前に全部しゃべっていたじゃない！」 　あの晩、家に帰ってからその日の出来事を話した記憶はないのだが、妻がそう言うから多分しゃべったんだろうね。 　ということは、寝る前にはちゃんと全部覚えていたんだ。 　それなのに、一晩経ったら記憶がない！ 　確実に退化してきているなぁ… 　 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね