ここは香港路と中山路を結ぶ極細の路地裏。 かつては中華料理店もない、ごく普通の生活道路だった。 舗装もされていなかったので、雨なんか降ろうものならグジュグジュして歩けたもんじゃなかった… だから観光客は絶対に通らない。 地元の人か、近隣で働き毎日中華街に来ている人くらいしか見かけなかった。 これは昭和50年代の地図。 「カラオケ真澄」と「真澄食堂」のとこには今、「新錦江」が入っているよ。 「許雲荘」というアパートが見えるが、10年ほど前だったか改修されて「瑞雲」というワンタン専門店になった。 その後、雲呑(ワンタン)以外のメニューも増えてきて、何度か食べに行ったのだが何年か前に閉店。 今、そこには「北京」が入っている。 そうそう、やきとり「一平」というのがすごかった。 これは廃業直前に撮影したもの。 カウンターの奥が居間みたいになっていて、オバサンはたぶんそこで生活していたのかな。 強烈な個性の女性で、呑みながら話を聴いているだけで焼き鳥はいらないくらいだった。 お話しが肴だったのだ。 そんな路地裏であったが、最近は冒頭の写真のように、いろいろなお店が並ぶようになってきて、観光客も足を踏み入れることが多いようだ。 で、数日前、いその爺さんの記事で「北京」の獅子頭(フワフワ肉団子)を思い出し、久しぶりに食べに行ってみようかと路地裏へ行ったのだが… 「Art Baboo 146」の前を抜けようとしたとき、お店の若いシェフと目が合い声をかけられたら、つい…… 店の中に入ってしまった。 来るたびに、どこかが変化している。サグラダファミリア的飲食店といった感じだな。 この日のランチには生姜焼きが出ていたので、それを注文。サラダ、スープ、ドリンクがついて700円である。 まずはサラダ。 各種野菜を惜しげもなくたっぷりと使い、なかなか食べでがある。 そしてメインの料理が来た。 厚めにスライスされた豚肉! しかも大型で3枚も! さらに! キャベツとミニトマトを従えている。 これを「サラダです」なんて言う店もありそうだがね。本来のサラダとは別に、肉に添えられた野菜♪ 嬉しいね。 よくある普通のショウガ醤油な味付けとは少し違うが、黒ゴマも投入されていて、なかなか美味しい。 ご飯はタイ米と普通米が半々。どことなくアジアっぽさを感じさせるライスであった。 そしてスープはというと…味噌汁!! 完全に和風だね。 食べながら世界を歩き回っている感じにさせる、アジアンな生姜焼きランチであった。 選べるソフトドリンク。 お酒もあるよ。ただし、+100円だが。 私はアイスコーヒー♪ ザルに入っているものは、ハロウィンで配ったお菓子だそうだ。 口の中で撥ねるらしい。 食べてみたい気もしたが、なんだか老人には向いていないような気がして遠慮しておいた。 ということで、今回も「北京」にたどり着けず…… 次回は逆からこの路地に入ろう。 最後に、最近の街の情報を貼っておこうかね。 大通りにできた「鵬天閣酒家」。 やっぱり、こんな光景が… 行列は「横浜博覧館」の方へ流れていた。 う~ん。 この品が出てきた頃は、どこの店ももっと安かったような気がするのだが…… 需給関係を考えれば当然か。 まだまだ価格はアップするのかな。 南門通りの街路樹は姫リンゴだ。 そろそろ実が色づいてきた。 上海路の「華星」。 どうしたんだろう…最近は閉まっていることが多いのだが。 っていうか、毎日こんな状態のような気がする… 気のせいかな。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
オープンから今までで、営業していた日数の方が少ないかも。
タレにまみれた薄切り肉の生姜焼きも好みですが、しっかりと食べ甲斐のありそうな肉厚も、魅力ありますね。
明らかに新しい値段が上から貼り付けられているように見
えるのですが・・(笑)
何日か前、開いている時に見たらお客さんは入っていたので、
このまま続くと思ったのですけどねぇ。
なんだかよく分からない店です。
ここは、生姜焼きの他にもいくつか選択肢がありました。
次回はフォーにしてみようと思います。
生姜焼きをランチメニューに入れている店は多いですよ。
洋食っぽいのも、中華風の味が加えられたのもあります。
ここは中華料理店ではないので、無国籍風?
値段を下げて上から張り付けている・・・
なんてことはないですからね。
お店に引き込まれてしまいますね。(^^)
この料理なら、結果オーライでしょう。
様々な暮らしが重なるように通に溢れ出ていた気がします。
なんだか濃密だった。。。