エッセイ -日々雑感-

つれづれなるままにひくらしこころにうつりゆくよしなしことをそこはかとなくかきつくればあやしゅうこそものぐるほしけれ

「ひらかた」に始まって、話はどこへ?

2018年08月04日 | 雑感

 

018年8月4日

 

下は昨日のネットのニュースの文を、そのまま持ってきたものだ。

 

「大阪府枚方市は3日、読み間違えられることが多い同市名が各地でどう読まれているか調査し

た中間集計結果を発表した。回答した全国の計695人のうち「ひらかた」と正しく読めたのは61%

で、誤読の定番「まいかた」は23%だった。・・・・・・・40都道府県から回答を得た結果をまとめ

た」

 

この61%は私にとっては意外な高得点だ。


関西に住んでいる者が、“ひらかた”、と読めるのは当然だ、枚方パークと、菊人形展がある

からだ。


しかし枚方には他に何があるのか私は知らない。

所詮、枚方パークと菊人形は「地方区」だ。 

関西地区以外では“ひらかた”と読めない人が多いと思っていた。

枚方市にとってはいい結果だ。

 

 ところで、択捉、国後、歯舞、色丹は「全国区」だ。

私たちは小学校のころからその読み方をたたき込まれてきた。北方諸島返還が戦後の大きな

話題となっていたからだ。

 

 ところが、返還がなかなか進まないので、この頃の子供のなかには、上の四島の読み方を

知らない者もいるらしい。

学校では歴史で教えているはずだが、常識でもある。

 

 読み方をしらない子がいてもいいが、その子供たちの一人が北方対策担当大臣となると

話は別だ。

前大臣は、“歯舞・はぼまい”、が読めなかった。

返還を切望している旧島民の方々は歯ぎしりをしただろう。

 

 この大臣だけでなく、ほかにも不祥事を起こす、不適切発言をする議員があとをたたない。

暑い真夏にうごめくゴキブリのようだ。


今問題になっているのは、“同性夫婦は生産性が低いから不可”、という発言をして騒ぎを起こしている女性だ。

あとからあとからこのように、程度の悪い人間が出てくる。

  

 一般庶民にとって、これほど程度の低い内閣は今までなかった。

戦後最悪の「無内容内閣」だ。

 

官僚抱き込みでウソを平気でつく、資料を隠す、書き換える、モリカケ問題はだんまりで

通してしまう。


一番悪いのは、“ウソはついてはいけない”、という人間の最低限度の規範を、政府主導で、

“なし”、にしてしまったということだ。


ウソはいい。お釈迦様が云われるように、方便なら。しかし、他人に被害を及ぼすウソはだめだ。

 

 ロッキードで捕まった田中角栄もウソをつくな、と言った。

むろん彼がウソをつかなかったはずはないが、基本的にはウソをつかず誠心誠意という

信念をもっていたのだろう。

西郷隆盛も、“ウソをつくと、最後にはすべてがつぶれる”、と言っている。 

 

この内閣を倒せない野党が、また、だらしない。

 

昨年の衆議院選挙は唯一内閣を倒す機会だった。

しかし、都議選で圧倒的勝利を収めて舞い上がった賢くない女性と、ライブドアメール問題で

同僚を一人破滅させた政治センスゼロの野党党首が手を組み損ねて失敗し、安倍内閣を

生き延びさせた。

あのとき二人が、“老獪”、とまでは云わないが、せめてまともな政治家だったら、阿部内閣の

息の根を止められたはずだ。

 

 こんな野党ばかりだと、程度の悪い部下だらけでも阿部氏はやりやすい。やりたい放題だ。

政治の液状化が起こっている。

 

 ほかにも我慢できないことがつぎつぎ起こる。日大の理事長、どうしようもないボクシング

連盟会長、文科省の官僚の汚職・・・・・、日本全体が液状化している。

 

*というわけで、枚方のよみかたから、最後悲憤慷慨になったので話は終わりにする。

 

 文章を書くときは、首尾一貫していなければならない。 

 

高校時代からの友達T、Mとわたしは、時々昼食会をして、あとは喫茶店でだらだらとだべる。


 最初の出だしがなにであれ、話は飛んで、飛んで、最後には、“最初は何の話から始まったん

やろな?”、ということになる。

現状に対する老人特有の、悲憤慷慨も多い。

 

暑さしのぎで書きなぐったので、我々のだべり話の文章となった。

 

 


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