直6BEAT主義MarkⅡ

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津軽森林鉄道 小泊海岸林道 七ツ滝

2013-07-15 23:38:55 | 津軽森林鉄道

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津軽森林鉄道 小泊海岸林道 七ツ滝

小泊海岸林道は、その名の通り、

小泊地区から海岸線を北上していく軌道を持つ林道です。

手持ちの資料からだと、

昭和17年度に開設、それから昭和30年度まで幾たびか延長されている。

ここは最後の昭和30年度に開設された区間になる。

津軽森林鉄道としては、比較的新しく敷設されている。

なので、厳しい環境下でも遺構が残っていると思われます。

場所は国道339号沿いにあって、観光地にもなっています。

隧道-滝越えの橋-隧道 で津軽森林鉄道が進んだという。

有名な箇所なので来て見ました。

写真中央を横切る石垣が見えますね。

駐車場とかないので、一度、素通りしてしまいました。

オイラが、道路の海側から滝に向かってカメラを向けているのを見て、

何かあるんじゃないかと、他の観光客が寄っていく感じでした。

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滝を見て右側を見てみました。

大きな崖に大きな穴がいかにもって感じで塞がれていました。

落石防護ネットが張り巡らされていました。

隧道跡なのですが、危険なため塞がれてしまったようです。

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塞がれた隧道と七ツ滝とのラインを結ぶ石垣。

ほとんど垂直に近い角度で、壁のように造られているんですね。

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塞がれた隧道の右側にあたる反対側です。

落石防護ネットにツタが絡み付いていて良く見えませんが、

同じようにふさがれているようです。

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当時も、険しさだけでなく潮の影響などで、保線が大変だったのではないかと想像できます。

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七ツ滝のところに戻ってきました。

滝のところをどのように進んでいたか、上って見てみたい衝動にかられました。

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滝の右側に隧道の坑口が見えました。

かなりヘビーな雰囲気。

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床部分が濡れていて、入れなさそうでしたが、

感触を確認してみたら、砂の混じった土が湿っているだけでした。

なので、突入です。

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長さは10mに満たない。

隧道内部は意外とゴツゴツしていて荒っぽい感じです。

なので、今まで見てきた隧道とはかなり雰囲気が違います。

石などはあまり落ちていない。

今まで持ちこたえてきたわけなので、大丈夫でしょう。

向こう側が見えているので、勇気を出して進んでみました。

長い年月で風化され、こんな風になったのでしょうか!?

それとも、ここの岩盤の特質上、このように荒々しく削るしかなかったのでしょうか!?

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隧道を抜けての景色です。

旧小泊方面を見ています。

結構な高度があります。

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先ほど見た坑口を塞がれた随道が見えます。

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今、オイラが出てきた隧道の坑口を振り返ってのバックショット。

えええぇ~!?

こんなところから出てきたのか・・・

あまりの狭さに、ちょっと焦る(;´Д`)

ささっと滝のところに戻りました。

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滝のところに戻って、前方のショット。

竜泊ライン方面を見ています。

向こうにも隧道がある。

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津軽森林鉄道も、この滝を見ながら進んで行ったわけですね。

これだけの高度で滝を突っ切る感じ。

こんなの、どこかのアトラクションでしょ!?

昭和30年代にやっていたとは・・・オォォ♪((*゜゜∀゜゜*))

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滝の左側(竜泊ライン方面)の坑口

こちらは、もう崩れてしまっているかの印象だった。

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しかし、覗いてみると向こうが見えている。

ここも10mに満たない長さだ。

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手掘りの荒々しい仕上がりの隧道内部。

後にボギー車を通すために拡幅修繕されたらしい。

突貫で修繕したためか荒々しいのかもですね。

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隧道の出口は落石防護ネットが張られていました。

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この先は、現国道へと進むラインが軌道跡のようです。

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隧道内を振り返ってのバックショット。

角ばった石がかなり内部に入っている。

坑口上部から崩れてきた石だ。

ヤバイ、早く脱出をせねばって、

今、パラパラと崩れてきているわけではないけどね。(´▽`*)アハハ

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竜泊方面の隧道から戻って、振り返ってのバックショット。

この七ツ滝の両サイドの2つの隧道。

小泊方面に見えた隣の塞がれた隧道。

さらに、ここから小泊方面に1kmほどのところの青岩というところにも隧道があったようです。

ここの調査は終了です。

意外と思っていた印象より滝が小さかったでした。

隧道は坑口が開いていて、入れるとは予想していなかった。

短い隧道とはいえ、ちょっと怖かった。(´▽`*)アハハ

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七ツ滝をあとにして少し北上(竜泊ライン方面)したところから振り返ってのバックショット。

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そこから少しズームアップ。

七ツ滝の下は国道339号だが、それがこちら側に来ると高度を上げる。

その現国道と七ツ滝の隧道の高さが同じになることが見て取れる。

ここからしばらく北上していく現国道が、軌道跡となるようだ。

次は、その先にある林道へ行ってみることにした。

=へばまんだのぉ~=


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