カーブの橋から左に上がる勾配のきつい坂を上り、
次は右カーブになるきつめのコーナーの奥が不思議な広い空間になっている。
右コーナーの先には進まなかった。
この辺りが気になるのだ。
何かをするための空間だったのか!?
林道でのコーナーに、広いスペースがあるのは自然ではない。
散策してみると気になるところがあった。
近づいて見ると、自分の位置より高く盛り上がった部分がある。
最初は、ここの林道を作ったときの残土の山かと思ったのだ。
この広い空間との高度差については、疑問を残したままとなる。
さらに近づくと、自分がいる位置と盛り土の間は切り離れている感じだった。
なんで!?
それで、周囲を確認し沢がある左下に目線をやると・・・
木橋!?
なんであんなところにあるの!?
\ __ /
_ (m) _ ピコーン
|ミ|
/ `´ \ そういうことかぁ~
( ゜∀゜)
ノヽノ |
< <
すべての疑問が解決してしまった。
それを実証すべく調査続行だ。
下見で雰囲気だけ確かめて、ここで帰ろうとしていたが、
見てしまったのだ。
これは行くしかない。
これは軌道だったのだ。
さっき見た木橋のところに続くはずだ。
進む先が薄暗くなっているが、不安はない。
オイラの予想は確実のものとなるはずだから・・・
進んでいくと、左に緩やかに下っていて、木橋が現れた。
軌道であることが確定です。
経年劣化で傷んでいる。
オイラは、決して木橋を渡ることはしません。
形を保っているだけで、橋としての機能はないし、
ましてや部材の強度は失われている。
足を踏み外してケガをしては、こんな場所では命取りになりかねない。
確実な状況下で行動をしなければいけないのだ。
っで、このような橋でも迂回するとなると、相当な心力を使います。
(*´-ω-`)・・・フゥ
次は、大き目の木橋が・・・
崩れている。
しかし、部材が残っているので、木橋の規模が伺える。
なんとなく全景を想像してみたり・・・
んんん!?
上手く出来ません。
ここまで来ると方角が約180度反転して、カーブの橋のほうに向きを変えて、
さらに緩やかに下っているのである。
ここも慎重に迂回。
結構怖かったです。
右下は、かなり深い沢で、ほとんど崖に近いです。
っで、上の不思議な広い空間の盛り土の始まり付近から覗いた木橋だ。
ここも大き目の木橋の場所だが、大きく切り割れているので、
渡るべきか、引き返すか考える。
引き返すには距離はたいしたことはない。
しかし、崩れた木橋の横を迂回しなければならないことに変わりはない。
難易度の高いほうを避けるしかないのだが、
結局、どちらもリスクは変わらないとの判断をした。
進みます。
慎重に降りて、何とか這い上がった。
厚手の手袋をしていて良かったと思う。
手首がしっかり締めれるタイプなので、すっぽ抜けることもない。
不用意にとがったものをつかんでもケガをしない。
とっさのときは、周囲にあるものだったら何でもつかんでしまうからね。
今までそんなシチュエーションには至っていないけど、
装備はしっかりしておかないとね。
良い素材で出来た装備を身にまといたいが、オイラの装備は普通に安く買えるものだけです。
降りるときは、周囲にあるしっかりしたものをつかみながら、
這い上がるときも四つんばいで身体全体を使う。
斜面から身体を浮かさないようにしてバランスをとりながら進む。
身体を起こしてしまうと、バランスを崩しやすくなる。
ようは、屁ッピリ腰 ○| ̄|_ =3 プッ では良くないってことだ。
ちょっとは心得ているつもりだが、
今日のことを思えば、登山や沢歩き、クライミングの技術も大いに習得しておかなければいけないと思いました。
しかし、今日はいろんなところをかなり歩いた。
しかも崩れた木橋を迂回するのに、かなり心力を費やすこととなった。
それで、ここから少し進むがもう前には行けない。
振り返ってのバックショット。
前方は写真を撮っていないが、土砂で埋まっているのだ。
先ほどの木橋の近くまで戻り、右の斜面を木を支えに上って元の場所に戻りました。
おそらく既設の道路を作るのに、車で問題ない勾配の坂にショートカットして工事をしたのでしょう。
そのとき削りとられた土砂で、元の軌道の上り始めを埋め戻してしまったと思われる。
本当の軌道は、オイラが進んできたこのラインだと言うことが実証された。
昨年秋にここを訪れたとき、坂の勾配がきつすぎる印象だった。
本当に登れる勾配なのか謎だったのだ。
事実、自分の足で上がってもかなりの勾配だった。
これで、カーブの橋からその先にある謎は、思いもかけないことで解決することが出来た。
すごいぞ俺σ(`・・´ )
興奮が冷めやらない。
まだ、気になるところもある。
ここで一気に高度を上げて進んだ先には・・・
しかし、もう帰らねばいけない時間だ。
ここに再び訪れるとすれば、ある装備が必用だ。
それが用意できたら来ようと思う。
帰りの徒歩の帰路も、車の運転も気を付けて帰るとしよう。
何気に先ほど苦労して歩いた軌道跡の位置と思われるところを見上げてみた。
上側に左へ上がって右へと向きを変えていく既設の道路の下に、
勾配の緩やかな道が途中から始まっているのが見える。
既設の道路の勾配とカーブが小さく、きつすぎることが見て取れると思います。
下のラインだと大きく回って一番上のラインへと楽に行ける。
実際に歩いたので位置関係がリンクし、この構図も写真に収めることが出来た。
ここから見ると、かなりの高度があるのが伺える。
こうなっていたんだね。
このカーブの橋のその先の謎は、
実際には、軌道が別にあったのだ。
それは既設の道路の左側をそんまま山つたいに半分ほどの勾配で上っていくもので、
その先でカーブをして戻って、テッペンまで行くルートであった。
ここは、カーブの橋を渡りつつ左に方向を変え、
少し勾配をつけたまま上がって行き、その先で右に向きを変えて上がっていく、
高度を一気に上げるための「S字カーブ」だったのだ。
草や葉が生えていない今の時期は、遺構探しには最高だ。
予想だにしない遺構を見る事が出来た。
今日のワクワク感は、レッドゾーンに入りそうなくらいでした。
最高シチュエーションです。
高度を上げる方法は、ほかにもあるようです。
見る機会に出くわすだろうか!?
出くわすと言ったら、「テン」を見ました。
道路を歩いていて何かが動いた気配を感じた。
ちょっとビビる。。。。。。。(ノ><)ノ ヒェェェェェ
そちらに視線をやると、山の斜面で小動物が・・・
スクッと立って、こちらを伺っている様子。
かなり近いのだけれど、写真に収めようとモゾモゾしていたら逃げられてしまいました。
体長は40~50cmくらい
ボディーは尻尾まで、白いようで少し黄褐色。
顔は真っ白で、かわいらしく愛嬌がありました。
冬期間の保護色なのでしょう。
とてもきれいでした。
=へばまんだのぉ~=