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旅の友・ポップス編 (293) 『ドミノ』

2017-11-28 11:40:02 | 旅の友・ポップス編

『ドミノ』 パタシュー
”Domino” Patachou 【YOUTUBEより】


1950年にジャック・プラトン作詞、ルイ・フェラリ作曲による狂おしい愛を綴ったシャンソンで、アンドレ・クラボーが
唄ってヒット、英詩もつけられてアメリカでもドリス・デイなどがレコーディングし世界的な楽曲になりました。
タイトルのドミノとはドミニクの愛称です。ドミニクは男性でも女性でもどちらも使える名前で、ラテン語のドミニカ
(dominica=日曜日)が語源となっており、この名前の人は日曜日生まれが多いそうです。
以前にこのブログの名曲セレクションではアンドレ・クラボーの歌唱を紹介しましたが、今回は日本ではあまり
馴染みのないパタシューで取り上げてみました。
パタシュー(1918―2015)は知性的なシャンソンが発達したセーヌ左岸サン・ジェルマン・デ・プレにあるカフェ
『シェ・パタシュー』の経営者なのですが、そこで自ら唄ったことでシャンソン歌手となった変わり種です。
パタシューの映像はあまりお目にかからないかもしれませんが、1954年制作のジャン・ルノワール監督による
フランス映画『フレンチ・カンカン』で、ベル・エポック期のキャバレー歌手であったのイヴェット・ギルベール役で
出演しています。
また、パタシューは無名だったジョルジュ・ブラッサンスの才能を高く評価して世に送り出したことでも有名です。

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