【誕生日】
☆ギー・ベアール Guy Béart (1930.7.16~2015.9.16)
映画『河は呼んでる』の主題で世界的に有名になったフランスのシャンソン歌手です。
公認会計士でカトリックの父親とユダヤ人の母親の間にエジプトで生まれ、10歳の時にレバノンへ 移り住み、ベイルート・
インターナショナル・カレッジで初等数学のフランスの学士号を取得しました。 その後、パリに出て国立音楽学校に入り、
ヴァイオリンやマンドリンなどを習い、パリ左岸のキャバレーなどでシャンソンを唄いはじめ、ジュリエット・グレコ
などにも曲を提供するようになりました。
1958年にフランソワ・ヴィリエ 監督から映画『河は呼んでる』の音楽を依頼され、純真な村娘を南仏プロヴァンス地方の
デュランス河の流れにたとえた心癒される牧歌的な主題歌を作詞・作曲してフランス・ディスク大賞に輝きました。
他にも数十曲に及ぶ歌曲を作りフランスでは高名なのですが、残念ながら日本では『河は呼んでる』以外の曲はあまり
知られていないようです。
↓はギー・ベアールの『河は呼んでる』【YOUTUBEより】
☆ジンジャー・ロジャーズ Ginger Rogers (1911.7.16~1995.4.25)
フレッド・アステアとの黄金コンビでミュージカル映画の女王になったアメリカの女優です。
ミズリー州インデペンデンスに生まれ、両親の離婚にともなって母親とハリウッドに移りました。やがて母親が舞台批評家
として地元の新聞に記事を書くようになったことから舞台に興味を持ち、14歳の時にチャールストン・ダンスのコンテストで
優勝したことで舞台に立つようになり、1929年にミュージカル『トップ・スピード』でブロードウェイの舞台を踏みました。
1930年にはハリウッドに移りパラマウントと契約、1930年の『恋愛四重奏』で実質的な映画デビューを果たし、1933年に
RKO社に移ってミュージカル映画『空中レヴュー時代』で組んだフレッド・アステアとのコンビが主役よりも脚光を浴びた
ことで二人のコンビはドル箱となり、ミュージカル女王に昇り詰めました。
アステアとのコンビ作品は10本を数えましたがその後のミュージカル映画の低迷でシリアスなドラマに転身し、1960年代の
半ばからは再び舞台に戻りました。
【主要出演作品】
1930年『恋愛四重奏』Young Man of Manhattan
1933年『四十二番街』42nd Street
1933年『空中レヴュー時代』Flying Down to Rio
1934年『コンチネンタル』The Gay Divorcee
1935年『ロバータ』Roberta
1935年『トップ・ハット』Top Hat
1936年『有頂天時代』Swing Time
1937年『踊らん哉』Shall We Dance
1939年『カッスル夫妻』The Story of Vernon and Irene Castle
1940年『ラッキー・パートナー』Lucky Partners
1940年『恋愛手帖』Kitty Foyle
1942年『運命の饗宴』Tales of Manhattan
1944年『戀の十日間』I'll Be Seeing You
1951年『目撃者』Storm Warning
1952年『モンキー・ビジネス』Monkey Business
1953年『女性よ永遠に』Forever Female
【ご命日】
★ジョー・スタッフォード Jo Stafford (1917.11.12~2008.7.16)
ビッグ・バンドの専属歌手からソロ・シンガーとして成功したアメリカのポップ・シンガー。
主要歌唱曲として『ジャンバラヤ』『ユー・ビロング・トゥ・ミー』『霧のロンドン』などがある。
★セリア・クルス Celia Cruz (1925.10.21~2003.7.16)
キューバ生まれで革命後はアメリカに亡命して活躍し、後には「サルサの女王」などと称されたラテン・シンガー。
日本でのヒットは少なく亡命前にリリースされた『月影のキューバ』が有名。