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1969年 『マイ・ウエイ』 フランク・シナトラ

2015-11-21 15:06:20 | 続・60年代ポップス変遷史

”My Way” Frank Sinatra



原曲はフランスのシャンソン歌手クロード・フランソワが作曲家のジル・ティボーと作詞家のジャック・ルボーの
協力を得て仕上げ自作自演したものです。この曲にポール・アンカがフランク・シナトラに捧げるために英詩を
書き上げました。シナトラの録音は1968年12月30日でしたが、1969年の全米トップ10に入れなかったものの、
ロング・セラーとなってミリオン・ヒットを記録しました。

And now, the end is here
And so I face the final curtain
My friend, I'll say it clear
I'll state my case, of which I'm certain
I've lived a life that's full
I traveled each and ev'ry highway
And more, much more than this, I did it my way

↓はフランク・シナトラの『マイ・ウエイ』 YOUTUBEより



次いで、その原曲をご紹介します。

”Comme d'habitude” Claude François



タイトルの ”Comme d'habitude” は"いつものように"という意味です。シナトラの『マイ・ウエイ』が初老の男性に
勇気を与える歌なのですが、こちらは、虚無感に襲われながらも冷え込んだ愛情生活を続けているという内容の歌詞で
綴られています。
ミケランジェロ・アントニオーニのテーマである『愛の不毛』を言葉で表現したかのような素晴らしい出来栄えです。
この曲が作られたのが1967年ということは、クロードとフランス・ギャルの破局後なので、彼の実体験がこもって
いたようにも思えます。

Je me lève et je te bouscule
Tu ne te réveilles pas comme d'habitude
Sur toi je remonte le drap
J'ai peur que tu aies froid comme d'habitude
Ma main caresse tes cheveux
Presque malgré moi comme d'habitude
Mais toi tu me tournes le dos
Comme d'habitude

↓はクロード・フランソワの”Comme d'habitude” YOUTUBEより





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