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1965年 『恋心』 エンリコ・マシアス

2015-08-01 08:45:48 | 続・60年代ポップス変遷史

”L'Amour, C'Est Pour Rien” Enrico Macias



エンリコ・マシアスは1938年アルジェリア生まれで父親がスペインのアンダルシア出身という変わり種で、風貌も
スペイン系、ギターもフラメンコで鍛えられたようです。1961年、マシアスはアルジェ動乱でフランスに引揚げて
小学校の先生をしながら歌手活動を始め、1964年にはオランピア劇場への出場を果たしています。そんな彼に
同じアルジェリアから引き揚げてきたパスカル・ルネ・ブランが詩を持ち込み、マシアスがタンゴのリズムで作曲
したのが『恋心』で、一躍ヨーロッパでヒットし始めました。
日本において、『サントワマミー』が越路吹雪によって火が付けられたのと同様に、この曲も岸洋子によるカヴァー
が先行し、翌1965年に日本でもマシアスのレコードが発売されると大ヒットになりました。

Comme une salamandre, l'amour est merveilleux
Et renait de ses cendres comme l'oiseau de feu,
nul ne peut le contraindre
Pour lui donner la vie.
Et rien ne peut l'eteindre
Sinon l'eau de l'oubli.


↓はエンリコ・マシアスの『恋心』 YOUTUBEより





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