”Nostalgias” Francisco Lomuto
この曲は1936年にタンゴ喜劇のためにドミンゴ・エンリケ・カディカモが作詞、フアン・カルロス・コビアンが作曲したものですが、
演目としては取り上げられなかったようです。
作曲者のコビアンは1920年代から品格のあるメロディーを多く作曲していて、上流社会のタンゴ(エル・アリストクラタ・デル・タンゴ)
と称されています。
また、日本では『郷愁』というタイトルになっていますが、歌詞の内容としては熱く燃えた恋を忘れようと苦悩する姿を綴っており、
淋しさから故郷に寄せる思い という意味の『郷愁』とは違うようです。
チャルロやホルヘ・ヴィダルなどの歌唱も高名ですが、この曲の名盤といえばやはりフランシスコ・ロムートでしょう。
Nostalgias
de escuchar su risa loca
y sentir junto a mi boca,
como un fuego, su respiración.
Angustia
de sentirme abandonado,
de pensar que otro, a sulado.
pronto, pronto le hablará de amor.
↓はフランシスコ・ロムート楽団の『ノスタルヒアス』 YOUTUBEより
唄っているのはホセ・オマールです。