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60年代ポップス変遷史 1963年1月

2015-03-29 06:21:04 | 60年代ポップス変遷史

1963年1月にはこんな曲が流行していました。

史上最大の作戦 ミッチ・ミラー楽団
太陽はひとりぼっち コレット・テンピア楽団
ロコモーション リトル・エヴァ
霧の中のロンリー・シティ ジョーン・レイトン
恋の売り込み エディ・ホッジス
ヴァケイション コニー・フランシス
愛さずにはいられない レイ・チャールス
心の届かぬラブレター エルヴィス・プレスリー
カチューシャ アル・カイオラ楽団
シェリー フォー・シーズンズ
ランブリング・ローズ ナット・キング・コール
内気なジョニー ジョニー・ソマーズ
ボサノバでキッス ポール・アンカ

年が明けると、ベストテンの入れ替わりが激しく変動し、この月だけで8曲の新曲が顔を出しました。
ジョーン・レイトンの『霧の中のロンリー・シティ』とエディ・ホッジスの『恋の売り込み』が一気にベスト
テンの上位にランクインし、フォーシーズンズの『シェリー』やジュニー・ソマーズの『内気なジョニー』
が大ヒットの予感です。
プレスリーの『心の届かぬラブレター』は彼の映画『ガール・ガール・ガール』の挿入歌ですが映画
公開よりもいち早くベストテン入りです。
また、アル・カイオラ楽団によるロシア民謡をアレンジした『カチューシャ』、ナット・キング・コールの
久々となるヒット『ランブリング・ローズ』など多種多彩の年明けとなりました。

↓はナット・キング・コールの『ランブリング・ローズ』 YOUTUBEより



ベストテン入りはしませんでしたが、『ハタリ!』の映画主題歌『子象の行進』、『世界残酷物語』の
映画主題歌『モア』、ロス・マルチェロス・フェリアルの『太陽は燃えている』、ボビー・ダーリンの
『初恋の並木道』、などもこの頃のヒット曲でした。
太陽は燃えている』はエンゲルベルト・フンパーディングで、『初恋の並木道』はディーン・マーチンと
ナンシー・シナトラのデュエットでいずれも後年にリヴァイヴァルされています。

↓はボビー・ダーリンの『初恋の並木道』 YOUTUBEより

そういえば、このレコードは『さびた手錠』とのカップリングでした。