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60年代ポップス変遷史 1962年10月

2015-03-07 13:43:42 | 60年代ポップス変遷史

1962年10月にはこんな曲が流行していました。

禁じられた遊び ナルシソ・イエペス
太陽はひとりぼっち コレット・テンピア楽団
レモンのキッス ナンシー・シナトラ
夢の渚 エルヴィス・プレスリー
悲しきクラウン ニール・セダカ
ヴァケイション コニー・フランシス
スピーディ・ゴンザレス パット・ブーン
ヤング・ワールド リッキー・ネルソン
愛さずにはいられない レイ・チャールス
三軍曹マーチ ビリー・メイ楽団
悲しき慕情 ニール・セダカ
アルディラ エミリオ・ペリコリ
片目のジャック ジョニー・バーネット
ティーン・エイジ・アイドル リッキー・ネルソン


リヴァイヴァル・ヒットの映画音楽『禁じられた遊び』がまさかまさかのベストワンになりました。
一方、コレット・テンピア楽団の映画音楽『太陽はひとりぼっち』がこれに肉薄し10月最終週にトップに
輝くと7週連続ベストワンの快進撃を果たすことになります。
今月の新曲としては、コニー・フランシスの『ヴァケイション』がランクインしました。この曲も彼女の日本語ヴァージョン
があったのですが、日本語盤は弘田三枝子に押されっぱなしでリアルタイムでは殆ど聞くことがありませんでした。
そしてレイ・チャールスが『愛さずにはいられない』で日本のヒットチャートに初登場です。この曲はカントリー歌手の
ドン・ギブソンが1958年にリリースしたものですが殆どヒットしなかった(全米でも81位)ので日本のポップスファンに
とってはとても新鮮に思えたのかもしれません。
他にも、映画から『三軍曹マーチ』、ニール・セダカの『悲しき慕情』、リッキー・ネルソンの『ティーン・エイジ・アイドル』
などがランクインしました。

↓はレイ・チャールスの『愛さずにはいられない』 YOUTUBEより


ベストテン入りはしませんでしたが、ポール・アンカの『ギターとワインで忘れたい』、映画『死んでもいい』の主題歌
フェードラのテーマ』、TV映画の主題歌『戦場の恋』などもこの頃のヒット曲でした。
『戦場の恋』はこの頃にアメリカで放映開始された連続TV映画『ギャラントメン』の主題歌ですが、この番組が日本で
放映されたのは1963年2月となっています。レコードだけ少し先行して紹介されたようです。

↓はエディー・フォンティーンの『戦場の恋』 YOUTUBEより