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外国映画主要作品日本公開史 * 1959年公開 (その2)

2015-03-06 13:08:15 | 外国映画公開史

外国映画主要作品日本公開史 * 1959年公開 (その2)

▼参考資料・スクリーン1959年ベストテン
①十二人の怒れる男…シドニー・ルメット
②恋人たち…ルイ・マル
③灰とダイヤモンド…アンジェイ・ワイダ
④いとこ同志…クロード・シャブロル
⑤さすらい…ミケランジェロ・アントニオーニ
⑥北北西に進路を取れ…アルフレッド・ヒッチコック
⑦わらの男…ピエトロ・ジェルミ
⑧二十四時間の情事…アラン・レネ
⑨掟…ジュールズ・ダッシン
⑩青春群像…フェデリコ・フェリーニ
⑪自殺への契約書…ジュリアン・デュヴィヴィエ
⑪尼僧物語…フレッド・ジンネマン
⑬危険な曲り角…マルセル・カルネ
⑭恋の手ほどき…ヴィンセント・ミネリ
⑮真夜中…デルバート・マン
⑯影…イエジー・カワレロヴィッチ
⑯悪魔の発明…カレル・ゼーマン
⑱お熱いのがお好き…ビリー・ワイルダー
⑲リオブラボー…ハワード・ホークス
⑳アンネの日記…ジョージ・スティーヴンス
⑳年上の女…ジャック・クレイトン

▼参考資料・キネマ旬報1959年ベストテン
①十二人の怒れる男…シドニー・ルメット
②灰とダイヤモンド…アンジェイ・ワイダ
③さすらい…ミケランジェロ・アントニオーニ
④いとこ同志…クロード・シャブロル
⑤恋人たち…ルイ・マル
⑥影…イエジー・カワレロヴィッチ
⑦二十四時間の情事…アラン・レネ
⑧わらの男…ピエトロ・ジェルミ
⑨年上の女…ジャック・クレイトン
⑨悪魔の発明…カレル・ゼーマン
⑪北北西に進路を取れ…アルフレッド・ヒッチコック
⑫青春群像…フェデリコ・フェリーニ
⑬尼僧物語…フレッド・ジンネマン
⑭自殺への契約書…ジュリアン・デュヴィヴィエ
⑮アンネの日記…ジョージ・スティーヴンス
⑮私は死にたくない…ロバート・ワイズ
⑰掟…ジュールズ・ダッシン
⑱騎兵隊…ジョン・フォード
⑲危険な曲り角…マルセル・カルネ
⑳リオブラボー…ハワード・ホークス

フランスにおいてますますヌーヴェルヴァーグの波は大きく広がり、クロード・シャブロルの『いとこ同志』やルイ・マルの
『恋人たち』、さらには本流のカイエデ派とは一線を画す左岸派のアラン・レネによる『二十四時間の情事』が公開され、
世界中の作家たちの映画制作の精神が根底から覆されることになります。
また、この年はポーランド映画『灰とダイヤモンド』が公開されました。第二次大戦のナチ、ソ連から強制された社会主義
に鬱折していたポーランドにおいて、若きテロリストの短い生涯を正統派のリアリズムと瑞々しいモノクロ画面で人間の「個」
を主体として描き上げた傑作で、ポーランド独特の悲劇感をもたらしています。さらに、ワイダと共にポーランド・カードル派
の先駆者であるカワレロヴィッチは『影』において影ある反革命家を追求しながら祖国の複雑な現在社会を鋭く描いていて
ポーランド映画が世界の注目を集めることになりました。


↑はミケランジェロ・アントニオーニ監督の『さすらい』