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映画音楽史(1) 『カサブランカ』 1946年公開

2013-12-11 00:43:23 | 映画音楽



『カサブランカ』 Casablanca (米) 1942年制作
監督 マイケル・カーチス
音楽 マックス・スタイナー
主演 リック … ハンフリー・ボガート
    イルザ … イングリッド・バーグマン
    サム … ドゥリー・ウィルソン
主題歌 時の過ぎゆくまま (As time gose by) 唄・ドゥリー・ウィルソン

第二次大戦下のモロッコ・カサブランカはヨーロッパからアメリカへの脱出口であった。
リックの経営するクラブに闇の旅券を求めて、パリ時代の恋人イルザが訪ねてきた。
リックはイルザとゲシュタポに追われている彼女の夫の旅券を手配して空港へ案内する。
イルザたちは飛行機で脱出しようとしたが、その前にゲシュタポの将校が立ちふさがる。
リックは将校を射殺して、愛する人を乗せた飛行機を見送った。

元々、『時の過ぎゆくまま』は1931年にハーマン・ハプフェルドがレビューのために作詞作曲し、
ルディ・ヴァレーのレコードでヒットした曲で、この映画のために書き下ろされたものではありません。
それをマイケル・カーチスが『カサブランカ』 の主題歌に取り入れ、映画音楽の名曲となりました。
映画では、リックの経営するナイトクラブを訪れたイルザがピアノ弾きのサムに
クラブでは演奏を禁止されているこの曲を無理矢理に唄わせるシーンが見どころです。

You must remember this
A kiss is still a kiss
A sigh is still just a sigh
The fundamental things apply
As time goes by

↓はドゥリー・ウィルソンの『時の過ぎゆくまま』YOUTUBEより

「君の瞳に乾杯」は映画史における名台詞ですね。