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港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

ペンギンさん

2015-07-08 15:35:37 | 唱歌・童謡・日本のうた

ペンギンさん

重園よし雄 作詞
平岡照章 作曲

氷のお山で すましがお
いつも きどって えんび服
もしも ステッキ かいこんで
黒いかばんを 持ったなら
とても りっぱな お医者さん
ペンギン ペンギン かわいいな

YOUTUBEより


毎朝ラジオから流れていました。
ペンギンのマークでお馴染みだった塩野義製薬(サンスター)の
歯磨き剤のコマーシャル・ソングでしたが
童謡のように子供たちから愛されていた歌でした。

当時の歯磨き剤は瓶詰の歯磨き粉(パウダー)が主流でしたが
水彩絵の具のような金属チューブに入ったものも出回っていましたね。




砂山

2015-07-07 14:00:35 | 唱歌・童謡・日本のうた

砂山

北原白秋 作詞
中山晋平 作曲 
山田耕筰 作曲

海は荒海 向こうは佐渡よ
すずめ啼け啼け もう日が暮れた
みんな呼べ呼べ お星様出たぞ


北原白秋の詩に子供らしい軽快な曲をつけたのが中山晋平ですが、その翌年に山田耕筰が詩の解釈を
変えてマイナーなメロディーを書き下ろしました。
中山晋平は浜辺で子供たちが遊びで作った砂山を意識し、山田耕筰は砂丘のような大きな地形を想像
したのではないかと言われています。
いずれにしても、聞き手には同じ歌詞でありながら全く違った情景が浮かんでくる不思議な童謡です。

↓は中山晋平作曲の『砂山』 YOUTUBEより

 
↓は山田耕筰作曲の『砂山』 YOUTUBEより



この曲を聞くと、松尾芭蕉の俳句である
『荒海や佐渡に横たふ天の河』
を連想してしまいます。
芭蕉が旧七夕の時期に越後出雲崎宿泊にて詠んだ句とされていますが
天文学的にも地理的にも季節的にもありえない情景だそうです。
芭蕉が心象風景を詠んだのだとすれば その想像力の豊かさに感服するしかありません。





蛙の笛

2015-07-03 13:05:16 | 唱歌・童謡・日本のうた

蛙の笛

斎藤信夫 作詞
海沼実 作曲

月夜の田んぼで 
コロロコロロ コロロコロコロ 鳴る笛は
あれはね あれはね
あれは蛙の銀の笛  ささ 銀の笛

YOUTUBEより


前出の『蛙の夜まわり』の騒々しさに比べると、
蛙の鳴き声をコロロという笛の音に聞こえる作詞者の
感性の豊かさに驚かされます。
穏やかで風情があり、小さな命に対する暖かい
思いやりを感じます。






蛙の夜まわり

2015-07-02 15:10:05 | 唱歌・童謡・日本のうた

蛙(かわず)の夜まわり

野口雨情 作詞
中山晋平 作曲

蛙の夜まわり ガッコ ガッコ ゲッコ ピョン ピョン
ラッパ吹け ラッパ吹け ガッコ ゲッコ ピョン
それ吹け もっと吹け ガッコ ゲッコ ピョン
ガッコ ゲッコ ガ ハ ピョンコ ピョンコ ピョン
ガッコ ゲッコ ゲ ハ ピョンコ ピョンコ ピョン
ガッコ ピョン ゲッコ ピョン ガッコ ゲッコ ピョン

YOUTUBEより



夜中の田んぼでガッコ、ゲッコと勢いよく鳴いている蛙たち。
静かに眠りたい時、これほどの騒音はありませんね。
夜中にラッパまで吹いちゃダメでしょう。
しかし、なぜか愛すべき童謡ですね。