千羽鶴のちょっと気になったこと

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少子化の影響

2009-08-22 11:32:25 | 日記
少子化の影響なんでしょうが、大学も学生確保に苦労しているようです。
入学試験の多様化や付属学校の新設などいろいろ工夫していますね。
早稲田や慶応のような有名大学も地方に付属の中高一貫校を新設したり系列化したりしています。
立命館も岐阜にある市立岐阜商業を系列校に組み込む計画でしたね。
こちらは公立高校であったために無理だったようです。

付属高校についても全員が大学へ入学できる場合もあれば、一定の成績を維持している生徒に限定したり、
最初から推薦人数を制限していることもあるでしょう。
あと飛び級制度を採用している大学もあります。
学生側から見た付属のメリットは入学試験勉強をする必要がないということが大きいですね。
高校の授業に集中していればいいのですから、放課後塾や家庭教師などを利用する必要がありません。
だいたい入試科目の勉強は無意味とはいいませんが、学部によっては不要な知識とも言えるからねぇ。
例えば法学部で法律を勉強する場合、英語の知識は必要なの?
必要なのは現代文の読解力ぐらいでしょうね。
あと数学的な思考ができればいいといわれますが、それも知識があることが前提でしょう。
その知識を得るための基本書読解に必要とされるのは受験科目でいえば現代文だけだと思うのです。

入学試験はあくまでも選抜試験だから、極端に言えば大学に入学するための試験です。
受験勉強は大学にはいるための勉強と割り切らなければなりません。
ちょっと先のことを考える高校生は入学後必要とも思われない勉強をすることに抵抗を感じることもあるでしょう。
大事な高校生活をもっと有効活用したいと…。
逆に先のことをあまり深く考えない生徒にとっては受験勉強というのは苦にならないかもね。
直近の目標をクリアしていくことで充実させることができるから。
勉強内容はともかく勉強を一生懸命やったということが、大学入学後も生かせるだろうし。
東京大学や京都大学などの難関大学の学生はこのパターンが多いんじゃないかしら。

大学だけじゃなく法科大学院についても同じようなことが言えるでしょう。
いろんな大学が法科大学院を設置しましたが、元来法曹志望者はそんなにたくさんいるとは思えないので、
既に定員割れを起こしているとこもあるようです。
法務省は統廃合を検討しているとされてますが。

これからは高校生の数も減少していくから全入時代が到来する可能性も否定できません。
大学のレベル維持と学生確保を両立できるのか…。
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