写楽老人写真館!

葛飾北斎は晩年「画狂老人北斎」と画号にしたとの事、私も「老いても写真に楽人で有りたい」と思います。

南部鉄瓶と京都鉄瓶

2012-08-27 15:04:08 | コレクション
あなたは鉄瓶を使いますか?
鉄瓶には何とも言えない魅力があります。
しかし、実際に使ってみると面倒で不便なことも多々あるものです。
鉄瓶を使いこなすには、性格的に、そして時間の余裕など生活的に、向き不向きがあるものです。
鉄瓶を買った多くの人は、使わずお蔵入り!にしていることも多いのが事実。
鉄瓶の魅力は何と言ってもこの風情、この趣でしょう。たとえ使わなくても飾っておける!
ヤカンや土瓶を飾ることは少ないでしょうが、鉄瓶はどれをとっても装飾的な価値があります。
火鉢や囲炉裏を使わない夏季でも、鉄瓶は飾っておけます。
そして、日本古来の技法で作られた鉄瓶には特有の美と技を感じることができますし、
伝統を受け継いだ力強い職人の息吹を感じることさえもできます。



 南 部 鉄 瓶
蓋のとって(打ち出の木槌)              葡萄の浮き出し模様
   

南瓜の形(珍品)                     京 鉄 瓶(銅製品の蓋)
   

龍文堂の鉄瓶
龍文堂(りゅうぶんどう)は江戸末期から昭和33年頃まで8代続いた京都の鉄瓶屋。
明治から大正に掛けて高級な鉄瓶を製作した。
夏目漱石の著書「吾輩は猫である」には「贅沢な人が竜文堂に」と書かれている。
   


     鉄瓶(普段は使用していません。出窓の飾り物)        写 楽 老 人