北の国から(関東編)

笑いのためなら女房も泣かす。
昭和生まれ古くささがスルメのような味を出す。
将来は自給自足の生活を目指す。

’06 YZF-R6 エンジン不調! スロボ交換その後(本編その3)

2015年11月29日 23時59分59秒 | バイク
本格的な冬に突入する前に、絶不調のYZF-R6の復活を目指し、昨日、スロットル
ボディーAssyを交換しました。 今日も天気がよく、絶好のツーリング日和です。 
もう、こりゃ行くしなないですよね。 朝ごはんを食べて、準備万端! 出発進行! 
果たして、1円スロボの調子はどうなんでしょうか?  こうご期待・・・

1.試走 9:00~

暖機運転は不要です。 今時暖機運転なんてダサダサです。(ちょっと古いか?)
自宅を出て、国道254号線にでます。 水温計も動きだし、そこそこ暖機運転が
終わりました。 低回転、低開度は問題ないんですよ。 期待と不安が入り混じる
中、直線部分で少し大き目にアクセルを開けると・・・ ド、ド、ド、カドカ、ドカ・・・
って言うか、ドコドコドコ・・・ 今日もツインですか! 直っていません! 終了!

2.帰宅 復元作業開始 9:50~

こりゃダメだ~! 作戦大失敗です。 原因は吸気系には無いって事です。 復活
はしませんでしたが、一つの要因が消えました。 そんな事を言ってる暇はありま
せん。 速攻で帰宅し、スロボを元通りに戻す事にしました。 慣れているので作
業は苦にならないはずです。 急がば走れの精神で早々に準備して作業開始!!



3.タンク取り外し 9:56~

作業は単純です。 本当に手馴れてあっと言う間にタンク取り外し終了です。



4.エアクリーナーボックス取り外し 9:56~

アッパーカバーは9本のビスを緩めて取り外します。 吸気温度センサーのカプラ
もあるのでハーネスを痛めないように気を付けて作業します。 3回目の作業とな
るため、前回と内容がかぶってしまいますが、ご容赦願います。 飽きたね・・・



5.アッパーカバー取り外し完 9:59

セカンダリーインジェクションはアッパーカバーに付いたまま作業します。 外す
必要も無いし、面倒くさいですからね。 写真の下側に確認できます。   9:59



6.ロアケース取り外し 10:00~

ファンネルの6本のピスを外し、ブローバイホースのジョイントを外します。 10:00



パッコ~ン! 本当に簡単にエアクリーナーケースが外れますね。    10:01



7.スロボ取り外し 10:02~

ドラム側スロットルポジションセンサーと駆動モーターのカプラを外します。



スリットルバルブ側のポジションセンサーカプラを外します。 これがタチの悪い
なかなか外せないカプラーです。 右側面にロック爪があり、押しながら上へスラ
イドさせて外すんですが、ロックの爪を押しながら上へ引っ張れないんですよ!!
マイナスドライバーなどを使ってテコの原理で無理やり外します。 痛い、痛い!



8.インシュレーターネジ緩め 10:03~

カプラ外しは後に回して、インシュレーターのネジを緩めます。 これは締まった
状態です。 カラーが入っているので締め付け過ぎは防げます。 考えたね・・・



9.スロットルワイヤー取り外し 10:03~

昨日と同じで、引き側のワイヤーを10㎜ナットを緩めて外します。 ドラムを回す
指がちょっと痛いです。 上側のネジを緩めると下側の回り止め部から外せます。



その次は、スロボ本体をインシュレーターからコニコニ動かして取り外し、戻し側
のスロットルワイヤーを外します。 10㎜のスパナを上手に入れてナットを回し、
タイコを外します。 お写真はワイヤーが外れたの図です。 簡単ですね。 10:18



それから、問題のなかなかカプラが抜けないスロットルポジションセンサーです。
スロボを外すとスペースが少しだけ広がるので作業がしやすいです。 但し、ハー
ネスや、フレームにガリガリ傷が入ったりするので注意して作業しましょうね。
今回は、比較的楽にカプラが外れました。 でも5分位かかったかな?   10:18



10.スロボ交換 10:19~

9時50分から作業開始したんですが、ここまで約30分です。 超早いですね。 全
く素人ではありませんね。 スロボ交換って言っても、元々付いていた物に交換
するだけです。 だって、その方がオリジナルですからね。  それに錆てないし
綺麗なんですよ。 スロットルバルブ廻りは元々付いていた方が汚いんですよね・・・



11.再組立て 10:35~

この位の位置にスロボ本体をセットして、戻し側のスロットルケーブルを取り付け
ます。 ナットも確実に締め付けます。 フレームが傷つかないようにウエス等で
ガードしておいた方が良いです。 イレットポートも異物が混入しないようにガー
ドしておいた方が良いです。 スロボ本体をインシュレーターを確実にはめ込みま
す。 カポッと嵌り込みますが、完璧に挿入しないと後で痛い目に合いますよ・・・



次に引き側のスロットルケーブルを取り付け、ナットを締め付けます。   10:37



スロットルセンサー、駆動用電気モーターのカプラを接続します。 3ヵ所 10:38



スロボは2度と分解する事も無いと思われるので、確実に取り付けてあるのか
確認しながら組み付けます。 ドラムのリンクを押してタイコを装着するんですが、
スプリングの反力があるんで指先がけっこう痛いんですよね・・・ 痛てて 10:39



インシュレーターのネジは未だ締め付けていませんでした。 カラーに隙間が見え
ますね。 突き当たりネジのトルクが上がるまで締め付けます。 ガソリンが漏れ
た跡がありますが、燃料ホースから漏れ出すので目に入らないように注意しまし
ょうね。 また、漏れ出したガソリンはウエスでふき取っておきます。    10:39



今まで、説明してませんでしたが、インジェクターハーネスのカプラもあるので作
業時は脱着の作業があります。 燃料ホースのアタッチメントカプラやクランクケ
ースのブローバイパイプも見えます。(エアクリーナに繋がってます。)  10:42



12.エアクリーナボックス取り付け 10:43~

ここからは超簡単ですね。 前回と同じ要領でロアケースを取り付け、アッパーケ
ースを取り付けます。 ブローバイホースはホースを差し込んだ後にクリップをプ
ライヤー等で挟んでスライドさせると簡単に組み付けられます。 完璧! 10:43



エアファンネルの6本のネジを締め付け、ロアケースを組見つけた図です。 10:47



アッパーケースを組み付けた図 吸気温センサーも確実に取り付けます。 10:53



13.タンク組み付け 10:54~

タンクの脱着作業は、当然ですがガソリンが入っていると超重くてバランスが悪く
なります。 できるだけ少ない状態で作業しましょう。 私の場合は、メンテのタイ
ミングを見計らって給油しない状態(空に近い)で作業しました。 タンクの後側に
ある長い6mmボルトを挿して仮止めします。 次に作業しやすいようにTレンチ等
でタンク前方が持ち上がるようにすると燃料ホースのカプラーや燃料ポンプカプ
ラーの取り付け取り外し作業が楽に行えます。 外れ無いように要注意! 10:55



タンク下側の様子です。 燃料ホースのアタッチメントはOリングを痛めつけない
ように注意します。 斜め挿しは絶対にNGです。 エンジンブローバイホースは
こんな感じで繋がってます。 燃料ポンプカプラーは2個あり。(緑、灰)  10:56 



14.スロボ組み換え作業完了! 11:02

昨日の交換作業は約2時間10分でした。 本日の作業時間は、約1時間10分 どう?
どうって何が? そりゃそうですよね。 2回目ですからね。 しかし、レースじゃ
あるまいし、本気出せば30分で交換出来そうですね。 のらりくらり作業しても
1時間弱です。 標準作業時間ってどの位に設定されてるんでしょうか? 工賃は
8000円くらいでしょうか? ディーラーでの車、バイクの整備代超高いです!!
無事、交換作業は終わったのですが、エンジン不調が治ったわけじゃ無い・・・??



15.マフラー交換 11:11~

次に容疑がかけられたのは、排気バルブモーターです。 エキザップかライザップ
が知りませんが、結果にコミットする? 冗談じゃ無いね・・・  メーカーが勝手に
商品魅力と謳って法規逃れしてるだけじゃないの? もしかしてだけど・・・
違法なカメを密輸しちゃダメでしょ。 怪我(転落)しなきゃね・・  それ誰の事? 
自己判断機能でチェックすると排気バルブ固着(フォルトコード:17、18)が出てい
ました。 このエラーでFIの燃料噴射量、タイミング、点火時期などに影響を与え
てるんじゃないか? って思ったんです。 でも今まで3万5千㎞も走って不具合な
かったから関係ないって噂もあるんですが、不安要素は取り去る必要があります
からね・・・ エンジン不調の原因は本当に全く判らない状態なんです。  11:11



極悪非道のボッタくりサイレンサーのテルミです。 定価は10万円以上・・・ マジ?
多分、エキパイはステンレス仕様(チタンじゃない)で、排気バルブは装着されてい
ないタイプです。 サーボモーターを外してしまうとコンビメーターの警告灯が点灯
したままになるので、モーター本体を取り付け、カプラーを結線した状態で使って
います。 駆動用のワイヤー2本を外しています。 サーボモーターの図  11:20



サイレンサーの交換はちょっと面倒です。 右側のカウルを外して、ステップホル
ダーも外し、サイレンサーの結合ボルトを外します。 取り外しは楽です。 しか
し、ノーマルマフラーの取り付け、ワイヤーの装着が間違い易いんです! 旭川
で車検を受けた時に逆組で車検落ちした実績がありますからね・・・ 写真を撮っ
てプリントアウトしておきます。 マジックで色付けして引き側、戻し側のワイヤ
ーが識別できるようにしてます。 モーター側、マフラー側共に要注意! 11:28



間違いの無いようにワイヤーをセットして復元完了! ちなみにサーボモーター
はボルト2本を外して取り外し、ワイヤーの脱着を行います。 面倒臭い! 11:49



16.フルノーマル状態復元完了! 12:04

本日も青空整備で約2時間15分の作業を終えました。 バイクいじりは手は汚れ
るし面倒だし、本当に大キライです。  振出しに戻っただけですね・・・  12:04



さて、次の手は点火系ですね。 プラグはほぼ新品だし、#2を交換しても改善さ
れ無かったので、ダイレクトイグニッションに容疑をかける事にしましょう。
エンジン不調に至った時に、疑ったのが、ガソリン腐敗によるインジェクターのつ
まり、もしくはインジェクター本体の故障、 プラグ、ダイレクトイグニッションコイ
ルです。 ECU本体って事は無いでしょ? ネットのパーツリストで調べると、イン
ジェクターが1個1万円、コイルは1個8000円 原因が特定できてれば、即購入して
も良かったんですが、なんせお金は無い、時間はある・・・って事で今後の展開に
ご期待下さい・・・    線路は続くよどこまでも・・ 野を駆け、山駆け、丘超えて、
地獄の底まで落ちて行け~・・・  はぁ~・・・  先は長く、暗いトンネルです・・
それでも自分で続けますか? ショップに持ち込みますか? それはあなた次第・・・

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