パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

現代小説

2008-08-14 00:22:24 | Weblog
ブログには書いていないが、最近、宮部みゆきや東野圭吾などの、現代作家の本を
読み漁っている。
ずばり面白い。10年ぐらい前の本とかだと、今とはかなり違う感じがするが、
(例えば、火車におけるプライバシーの問題等)、
それでも、そんな前から問題の本質を指摘するとは、恐れ入る。

推理小説は今まで読んだことがないだけに、かなり面白いし、頭の体操にもなる。
ただ、宮部さんも東野さんも、単に推理だけでなく、その裏にある社会的な問題を
鋭くえぐっており、そのあたりが、普通の作家とは全然違うのではないかと思う。

特に、東野さんの「さまよう刃」「手紙」、宮部さんの「火車」はこれまで僕が
読んできた本のなかでも最高傑作に入るし、日本文学史とかの本に掲載されていても、
全く違和感がない。それほど完成度が高い。

これまで小説は読まなかったが、こんなに面白いのなら、どんどん読んでいこう。
また、別々の物語が徐々に接点をもって、最後に一つの話になるというのが、現代小説の
書き方かもしれないが、昔読んだ、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」
のときのようなすごい小説が、一般化されているのは驚いた。

これらの本はほとんど、夏の読書キャンペーン等、新潮社などがやっている企画に乗って
読んでいるのだが、やはりあてになる。大きな収穫が得られた気分だ。
(本は買ってないけど)

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