本日は晴天なり

誰しも人生「毎日が晴天なり」とは行かないものです。「本日は晴天なり。明日はわからないけどね」という気持ちを込めました。

2006年02月10日 19時48分11秒 | Weblog
先日、テレビを見ていたところ、大勢の女性と同棲生活をしていたという50代(?)の男性が逮捕されたというニュースをやっていました。
その男性は、「あるとき耳元で声がして、『お前に女性にモテるようになるための言葉を教えるが、誰にも教えてはならない。教えたらお前の命はない。』と言われた。そしてその通りにしたら女性にモテるようになった。」と語っていました。テレビでご覧になった人も多いと思います。

へえー、ほんとかね、と思っていたところ、また別の日に、歌手の徳永英明がテレビに出ていて、「僕が子供の頃、『お前は大きくなったら歌手になるんだよ」という声を聞いた気がするんです」と言っていました。

そういう話は信じられない、という人も多いと思いますが、私の経験では、どちらかと言えば、女性は男性に比べてそういう不思議な話をすんなり受け入れる人が多いような気がします。

実は私もそういう話は、なるほど、そんなこともあるかも知れない、と受け入れるタイプであります。

そうは言っても、初めに例を出した男性については、「そんなのあやしすぎる、声を本当に聞いたとしてもろくなものの声じゃないに違いない、大体、エサをぶらさげておいて、自分の言う通りにしないとお前の命をどうこうする、とか言って脅すようなのはまるでメフィストかなにかのようで信用ならない」と思うのでありますが。

私には霊感とか、そういったものは一切ないのですが、カンとかヒラメキといったようなものは大事にしているようなところがあります。

以前私にも一度だけそんな声が聞こえたような気がしたことがあります。
それは、もう6,7年くらい前のことだったでしょうか。
まだその頃は三軒茶屋で一人暮らしをしているときでありました。仕事帰り、もうあたりは真っ暗で、私は疲れきっていました。自転車に乗って駅から帰る道すがら、その日職場であった不愉快な出来事について考えていたような気がします。アパートの前まで来て自転車を降り、ふと空を見上げると、目の前の空には大きな月が浮かんでいました。そのとき、なんとなく、「Cultivate yourself.」というイメージが湧き上がって来たような気がしたのは、私の思い込みだったのか.....
なぜ英語だったのかはよく分かりませんが、意味は、「自分自身を養い育てよ」ということであります。
そのときは、ふいに湧き上がったその言葉に、胸を突かれたような気持ちになった記憶があります。

あれは何の声だったのか....自分の無意識であったのかも知れません。一瞬、どうしてそんな全く関係のないようなイメージが浮かんできたのか考えた後、「ああ、そうか、自分にはどうすることもできない他人のことで躍起になるよりも、自分の内面を磨くようなことに力を注ぎなさい、ということなのかなあ」と思ったのでありました。

その後、その時思った通りに自分をcultivateできているのかは自信がありませんが....
本日ふとまた何気なく思い出したのでありました。