三密を避け人影の少ない名水の里・君津市久留里を3/14(日)ツレと散策してきました。久留里の街には上総掘りの自噴井戸が約200本もあります。地元の観光協会を中心に水質検査が行われており、安心安全な水として人気を集めています。また平成20年(2008年)6月には、千葉県下で唯一「平成の水百選」にも選ばれています。
町並みも城下町の雰囲気が残り、レトロな建物が目を引きます。駅近くの「木村屋金物店」は昭和初期の建物との由。隣の「いせげん」も子供の頃にあった洋品店を思い起こさせます。
蔵造りの建物を利用した花屋の先のT字路の信号を右に入ると、直ぐにドラム缶のような自噴井戸に出会います。そしてこの通りは県道32号線、大多喜君津線です。
この自噴井戸側の路地を入ると、先程の木村屋金物店の裏手。金物店の古い蔵や建物を見る事が出来ます。
32号線沿いには沢山の自噴井戸があり、車で水を汲みに来る人の姿があちこちで見られます。
大多喜方面に少し進むと自噴井戸の側に、新井白石居宅跡という立て札が出ています。この路地を入り居宅跡の見学に行きました。緩い坂道を久留里小学校方面に進み、10分程歩くと到着です。
新井白石居宅跡は久留里小学校の入り口の隣にありました。この周辺は安住と言う地名で江戸時代、侍屋敷が立ち並んでいた地区。誰もいない静かな景観の中、古い建物に囲まれていると江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を覚えました。