光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

安房勝山の小さな旅②-一昨年の台風で一変した漁村

2021年10月05日 | 日記
 
 JR安房勝山駅から鋸南町の循環赤バスに乗り、岩井袋漁港を2年ぶりに訪れました。2019年10/17にも、台風により多大な損害を受けた家屋や施設の現状を記録しようとツレとカメラを持ってこの地を訪問。その被害の大きさに愕然としたことを覚えています。岩井袋港には午前10時30分頃到着。港から沖を見ていると1隻の小型漁船が戻って来ました。



 漁船は港に着くなり設置されたウインチで、港の上まで引き上げられました。作業をしていたのは船に1人乗っていた年老いた人でした。「今は何が獲れるのですか?」と聞いてみると「わしは漁師ではなく、定年になったので、小型の船で気晴らしに海に出ているだけだよ。今日は大したものは釣れなかった。」と気さくに答えてくれました。





 「だいぶ台風の被害も片付いてきましたね。」と港の感想を言うと、更地が増え人がいなくなったと寂しそうでした。まだ危険な家屋があるが、片付けないでどこかに越してしまう人がいて、困ったもんだよ。と言っていました。上の写真は今回撮影した岩井袋漁港、下は2019年10/17午前10時頃撮ったものです。ブルーシートは無くなっていますが、シートが掛かっていた家も無くなっています。





  上の写真は岩井袋のバス停側の家屋。赤い鳥居が珍しい家ですが、下の写真は2019年10/17に撮影した同じ家屋。左右の家が無くなっていました。





 このガランとした光景は今回撮影した勝山方面に続く道路。それが2年前の10/17の写真では道の両側に家がビッシリ並んでいます。あまりの変わりようにツレと唖然としてしまいました。



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