光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

延命寺の百地蔵-袖ヶ浦のパワースポット

2023年10月16日 | 日記

 毎年春と秋の彼岸には、お参りに行っている袖ケ浦市・高谷の延命寺ですが今年は少し遅くなって、10/3(火)にツレと訪問してきました。ここはお彼岸になると檀家の人達が、お地蔵札を裏山にある百地蔵に貼って供養するという地蔵参りが行われている場所です。

 延命寺は神亀元年(724年)行基上人によって創建された真義真言宗の古刹。また豊臣秀吉禁制の古文書を所蔵し、幕末には旧政府軍の歩兵隊が、寄宿中に官軍の攻撃を受けています。江戸時代になると三代将軍家光から寄進を受けるなどして、袖ケ浦では最も栄えたお寺の一つと言われています。

  本堂の横にはコロナ退散で知られたアマビエ像も祭られています。

 アマビエ像側の階段を上がると、もうそこに置かれた石板や石仏に無数のお札が貼られています。ただお彼岸からだいぶたっているので、剝がれたり落ちたりしているお札が目立ちます。

 裏山には小高い山に沿って細い道が整備されています。その横には沢山のお地蔵様や石板が置かれ、その石仏等に無数のお札が貼られています。

 道の途中に変わった形の古木がありますが、雷や台風の被害を受けてこんな形になってしまったのです。しかしまだ元気に生きており、春には桜の花を咲かせます。私はいつもこの木に触れてパワーをもらっています。

 裏山を登った途中から下を見ると、規則的に並んだお地蔵様や石板が見えます。そこに差し込んだ陽の光がまだらに影をつくり、神秘的な光景を見せています。

 そして百地蔵が置かれた山道の1番下の道には、大きなお地蔵様が鎮座しています。少し傾いていますが、私はこのお地蔵様に1番愛着があり親しみを感じます。

 そしてお地蔵様の中には、首から多くのお札が貼られた石仏や木の根に囲まれた愛らしいお地蔵様が目につきます。どれも素晴らしい石仏群です。

 最後は道が広がって両側にお地蔵様や石板が多数置かれた場所があります。先に本殿等の建物が見えますが、とても穏やかな気分になる場所です。私たちはここを通り境内に戻りました。あまり体調が良くなかったのですが、百地蔵尊の道を廻って来ると気分がスッキリして来ました。やはりここは袖ヶ浦のパワースポットです。