Chiakiの徒然日記

「自首」と「出頭」

何がどう違うのか、2年ほど前までは全然知らなかった。
ある本に、この2つの言葉の意味が記載されていて、それではっきりと違いを知った。

自首…捜査機関が事件発生を関知する前に「自分がやった」と申し出ること。
出頭…捜査機関が事件発生を受けて、捜査を始めた後に「自分がやった」と申し出ること。

おおざっぱにいえばこんな感じ。
だから、刑事ドラマなんかでよく見る、刑事たちが犯人に対して言う
「自首してください」なんてことはあり得ない!(笑)

だから、この前の元厚生省事務次官連続殺傷事件でも、「自首」ではなく「出頭」だったでしょ?

「自首」か「出頭」か。
きっちり描いたドラマを最近見た。
NHKの「ジャッジ(パート2)」。
散髪をしてもらっておきながら、刃物をちらつかせて散髪代を払わずに逃げ、
その脚で交番へと向かい、おまわりさんに刃物を手渡した…。
本人は「自首」のつもりだった。
だけど、刃物を見せられた理髪店が、犯人が逃げた後に警察に通報しており、おまわりさんは事件発生を知っていた。
このことについて、弁護人が「自首が成立するかどうか微妙なところ」と評していた。
結局、最後まで「自首が成立するか」は結論が出なかったが、「自首」について、
きちんと法律用語(六法全書かな?)を用いて説明していたのには好感が持てた。

何でこんなことを…というと、最近、見たんですよね。
強盗事件が起きて、思い切り警察が動いているのに、当の警察が真犯人に対して「自首してください」と言うドラマを…(笑)

言葉の意味をしっかりと知ってしまうと、こういう小さなところが気になってしまうんですよね…。

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