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Chiakiの徒然日記

指定席

学生の頃、帰省の際には必ず指定席を取って帰っていた。
新幹線→特急への乗り継ぎの時間がそれほどなかったし、確実に座りたかったから。

ある年、いつものように指定席に座っていた。
自由席が混雑していることは車内アナウンスでお詫びが流れていたので知っていた。
ふと気付くと、70代ぐらいの女性が指定席の座席をつかんでフラフラと立っている。
恨めしそうに私を見ながら。

え~と、どうぞ。と譲らなければならなかったのかな?

でも私は譲らなかった。だって、私の隣の通路側の席は空いていたから。
座りたければ、自由席と指定席の差額を車掌さんに払って座ればいい。

たかが500円、されど500円。

「年」を理由に指定席を譲ってもらおうなんて、虫がよすぎる。
と思った。
この考えは今も変わらない。

そのおばあさん、熊本駅で下車するまでずっと私を恨めしそうに睨みつけていた。
勘弁してくれ~。
隣はずっと空いていたんだから、500円払って座ればよかったじゃん。
そもそも何で指定席の車両に自由席の券しか持っていない人が流れてくるんだよ~(泣)
そのおばあさんの視線が痛いので、ずっと下を向いていたよ…。
車窓を見たくてもおばあさんの視線がガラスに映っていたから…。
あれは拷問に等しいね(笑)
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