昨日の続きになるのかな?
私立の合格発表後、県立の入試までの約2週間、家庭教師の先生についた。
当時週1で通っていた塾はそこで通うのを辞め、徹底的に家で学習した。
家庭教師の先生が最初の授業で教えてくれたのが「正答率5%以下の問題集」だった。
全国各地の高校入試の問題で、正答率が5%を切ったものを集めてあるという。
(公立高校から難関私立まで多数)
親に頼んで、学校に行っている間に買ってきて貰った。
過去問よりもこちらを徹底的に解いていった。
難しすぎないか、と危惧したのだが、そんなことはなく、9割近くは難なく解けたように記憶している。
解けなかった問題は、家庭教師の先生に丁寧に教わった。
「元々の正答率が低い問題なんだから、解けなくても心配しなくていいよ」
と声がけもして貰えた。
問題集を各教科1冊ずつ終えた頃、県立高校の過去問に挑戦。
当時から見て過去10年分の過去問。
苦手だった数学でも、複数年で40点台(50点満点)に乗せることが出来た。
他の教科でも45点前後(50点満点)が取れていた。
ほとんどの教科で「満点を取らせない為の問題」があったので、そのあたりは手こずったが…。
そして本番。
家で解く過去問とは違い、緊張もあったが、何とか解けたと思う。
数学がどうしても点数が低くなるのは分かっていたので、他の教科で底上げ、という作戦も上手くいったと思う。
自己採点では、「どこの高校にも受かる」と言われていた226点(250点満点)には届かないものの、
210点は超えたんじゃないか、という出来だった。
あのまま塾に行っていたら、この合格はなかったかもしれない。
家庭教師の先生を付けてくれた親には感謝している。
そして、本番まで2週間という、とんでもない時期に家庭教師を引き受けてくれた、大学生の先生にも感謝している。
余談だが…。
灘高校の入試問題も掲載されていたのだが、その問題に正解したときは、ものすごい自信になった。
自信を付けるか自信をなくすか、諸刃の剣だと思うが、私には自信を付ける方に動いた。
そのあたりも見抜くなんて、凄い先生だなぁと改めて思った。