大河ドラマ「光る君へ」の伏線の凄さに驚いている。
序盤に、藤原道長(演:柄本佑)の「腹違いの弟」を演じるくらいには仲が良かった散楽の直秀(演:毎熊克也)。
彼が実は盗賊の一人で、捕まった後、仲間共々殺害されてしまう。
道長はまひろ(演:吉高由里子)と共に直秀を埋葬する。
このときは、「おいおい、いいのか?」「まぁ、黙ってりゃ誰にも分からないしな」とか思っていたのだが…。
その後、一条帝の即位式で高御座に生首が置かれる事件が発生しても、微動だにせずその生首を処理。
高御座に着いた血痕も自らの着物で拭い取る。
昨日のエピソードでは、父・兼家(演:段田安則)の亡骸を抱きしめて号泣。
流産した妾・明子(演:瀧内公美)を見舞う。
明子さまのセリフから「流産したばかりの女性は穢れている」というのが分かる。
誰かの死による「穢れ」、流産による「穢れ」をものともしないのは、あの日直秀を自らの手で埋葬したからなのかな。
そうだとしたら凄い伏線だなと思う。
今後も同じような場面って出てくるのかな?
道長だしな、出てくるだろうな~。
さて、巨星・兼家が老衰死(のように描かれていた)を迎え、次なる巨星・道隆(演:井浦新)が摂政の地位について、道隆の独裁が始まった。
今後どうなるのか、楽しみにしていよう。
文中敬称略