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元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

高速水着、若田さん、介助ロボット

2009-08-04 23:59:33 | 健康
昨日は 脂肪燃焼下着の事を書きましたが・・・

今日の気になるキーワードは・・・・・

高速水着、若田さん、介助ロボット。

来年度から 公式な競技会での高速水着の着用は 禁止になり、日本のコーチ陣は 急速に選手の体幹の強化を行う必要があると述べられていました。

聞くところによると、高速水着を脱ぎ着するのに、すごく時間がかかるほどの締め付けがあるそうで、体幹の筋肉への好影響が大きかったのでしょう。 
古橋廣之進・日本水泳連盟名誉会長は 以前、、
「フンドシで、勝負すべきだ。」というような事をおっしゃっていたそうです。
今後は 真のスポーツらしく、ナチュラルに体1つで勝負しよう!と言うことでしょう。

さて、宇宙から無事見事生還された若田さんは 「座ると、お尻が痛い」らしく、これから 45日間のリハビリに入るそうです。
私も 運動に関する講義をさせていただく時に、宇宙航空開発機構のデータをお話しすることがあります。
無重力の宇宙に90日間滞在すると、大腿四頭筋は 19%筋断面積がダウンします。
地上でも 20日間寝たきりになると、8%のダウン・・・立たない、歩かない、座ってばかり、ゴロゴロするなどの運動不足でも、筋肉の量が減り、筋力が無くなります。
「最近、座ると、お尻が痛い」と言う言葉は 宇宙に行った事のない人からも、耳にする言葉です。
太ももの筋肉だけでなく、体幹の腹筋や背筋が無くなり、上体を引き上げる力がなくなる事で、腰や脚にかかる負担が多くなります。

今、姿勢の研究で論文を検索したり、学会に参加すると、工学系の方の姿勢に関する研究が多く見受けられます。その研究の目的は 介助ロボットの発明のためでもあります。
ある意味、私の運動による姿勢改善、機能改善とは 別の道に平行している感があります。
実際に、脊柱管狭窄症など脊柱の手術をして、背骨が 90度ほどに曲った方のリハビリを行いますが、70歳の方でも効果が見られます。
どの時点で、ロボットのお世話になるのか???
人間の体のナチュラルなパワーを無駄にはしたくないものです。

が、しかし・・・
水泳選手が 高速水着に頼らない分の努力をすること、
若田さんが 失った筋肉や骨を取り戻すことと同じように、
絶え間ぬ努力が必要で、、
ここのところが大変です。

ちなみに、先ほど例に出した90度ほどに曲った背骨のリハビリをしている方・・・受付で待つ間の数分でも無駄にせず、カウンター前で脚上げをされている姿を見て、胸が熱くなり、応援しよう!!という気持ちが倍増しました。
半年前には 前を向くのも困難でしたが、今は 向かい合ってお話できるようになりました。
人のチカラに、感動します。
 


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