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元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

あまり望ましくないストレッチ方法

2013-02-12 22:47:29 | 健康
宝塚教室で新しく入ってこられた生徒さんからの質問。

「私は骨盤がゆがんでいるのですが、このストレッチは効果がありますか?」

以前、ヨガや体操教室に参加され、行われていたストレッチだそうですが、何度か参加された中で私は1度もしたことがないストレッチなので質問されたようです。
そのストレッチとは ニーストレッチ・・・
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これは 健康運動指導士をはじめとするフィットネス分野の資格養成用テキストの中では「一般の人が実施するのにあまり望ましくないとされるストレッチ方法」として紹介されています。 実技テストでは減点項目にもなります。

なぜ望ましくないか?は 関節の構造や筋肉の機能に基づく根拠、過去の障害発生率の高さによって裏付けされています。

ところが、指導者によっては このような知識がない場合には このようなストレッチを指導している場合もありますし、ダンス・ヨガの分野では行われていることが多いです。
対象者や目的に応じることもあるので、テキストには 「一般の人」と個別性を、 「あまり望ましくない・・・」と、やや曖昧な表現になっています。

ニーストレッチの場合、
ストレッチしようとしている筋肉は 大腿四頭筋(太ももの前)ですが、この状態では 十分にストレッチできていません。 股関節をもっと後ろに引く(股関節伸展)ことが必要です。
腰が反り、膝が捻られた上に膝に体重をかけてしまっているので、膝・腰の関節や靭帯に負担をかけてしまいます。
腰痛や膝痛がある中高年には 痛みを誘発する原因となります。
これらの危険因子を取り除いたストレッチ方法を選択したいものです。
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上記の方法であれば、腰は保護され、膝は 捻じれることはなく、体重による圧迫や曲げる角度もコントロールが可能です。少し膝を持ち上げることで、股関節は伸展され、ストレッチが効果的です。
立位、横ばいでも同じ方法が可能です。

その他、「一般の人が実施するのにあまり望ましくないとされるストレッチ方法」は 以下の通りです。
たかがストレッチ、されどストレッチです。
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